空想じじい

人生は七転び八転び。

2014-01-01から1年間の記事一覧

最新の日本昔話

ちょっと昔、ある山の奥の奥のどっかに孟さんと呼ばれてる熟年の男が住んでいました、昨日は京都で舞妓さんの尻を血眼になって追いかけてたかと思うと、今日は足柄山で金太郎を探してるし、翌日は箱根で温泉を探して、その次の日は三島大社で、どうか宝くじ…

ピザを買いに

お父さんピザーラのピザが食べたい、えっ!めったに自分から何か買ってとは言わない長女が言う、そうかお父さんは食べれないが注文してあげよう、そういえばもう何年も食べさせてなかった。 でもピザーラは配達してくれない、家は山の中だし、イノシシも鹿も…

我は海の子 17

やっさんと呼ばれてる叔父さんが家から坂を下っていった所に住んでいる、やっさんは器用で家もブロックで自分で作ってるが2階が中途半端なままに何年も未完成の状態で住んでいる。 でも魚突きの名人で村では有名な人だ、夕方5時くらいにになるとモリを持っ…

少子高齢化問題

昔々ある所に、おじいさんとおばあさんが死んでいました。ただちに地元の警察がやって来た、う~ん息を止めて寝てるのか?寝てるんだったら返事をしてください、返事がないという事はすでに死んでいる。 たぶん年金だけでは生活が出来なかったんだろう、税金…

じじばば共和国 48 下

さっそく広場でバーベキュー大会が始まった、とりあえずビールで乾杯だ、我がグリーゼ581では不老不死の薬が発明されてから死ぬ人が居なくなって食糧が足りなくて困ってる。 マイケルは食糧を作り出せるのでグリーゼ581では重要人物なんだ、すごい能力…

じじばば共和国 47 中

ようこそじじばば共和国へ、私が空想じじいです、うちのメンバーを紹介します、え~~~っとこちらが誰だっけ?忘れた、その隣がえ~~~っと誰だっけ?忘れた。空想じじいさんもういいです、日が暮れてしまう。 相方を紹介します、このゴリラのような足の奴…

じじばば共和国 46 上

空想じじいは20年前からグリーゼ581と言う星の生命体と文通をしていた、その生物は定年退職をして暇になったので是非地球のじじばば共和国に遊びに行きたいと言う電報を打ってきた、空想じじいはいつでも来てくださいと返事を返した。 数日たった昼下が…

我は海の子 16

夏休みのある日、突然こうふんして良ちゃんがやって来た、コウ!昨日めちゃくちゃ大きいハイオが釣れる場所を探した、ちょっと遠いけど今から行こう。えっ!本当か?行こう行こう。 2人は釣竿を持ってすぐに出かけた、山の中の獣道を約2時間ほど歩いた、良…

我は海の子 15

もう夏の夜の8時、外は真っ暗になった、町内放送がある「あ~っ、あ~っ、え~っ、え~っ、今月の売り上げ金を取りに来てくださいガチャガチャガチャ。」 コウよ!漁協に今月の売り上げ金をもらいに行って来い!え~~~っ嫌だな~でも逆らえばとっちゃんに…

我は海の子 14

魚釣りのヘタなとっちゃんは毎日夕方になるとサバの塩辛で焼酎を飲む、家は貧乏なのでよほどの大漁をしないと一升ビンでは買えない、めったに大漁をする事がないからいつも一合づつ買う。 コウの家は海抜20メートルくらいの所に建っていて海まで直線距離で…

きょんちゃん 39

最近きょんは料理をするようになって来た、もういろいろな料理が出来る、インスタントラーメンに、冷奴に、玉子焼きに、ツナスパゲッティーに、後はえ~~~っと何だっけな、う~~~ん3時間ほど考えないとでてこないかな? そして源之新はまな板を2つ並べ…

じじばば共和国 45

徘徊コースで花の係長にばったり会った、いや~~~空想じじいさん、久しぶりですねこの前はいつ会いましたっけ?。え~~~っと忘れた。しばらく見ないうちに、ずいぶん寂しい頭になりましたね~かわいそうに、ブタ草か、イヌのフグリでもいいから生えてほ…

薄情だろうか?

俺はもう、かれこれ300年ほど生きてきたが、これと言っていい事もなかったし、これと言って悪い事ばっかりだった。 この先も寂しい事ばっかりなのかと、後ろ向きな事を考えてしまう今日このごろ。最近は同級生達もどんどん死んで行くし、叔父さん叔母さん…

次女が車にはね飛ばされた 5

横断歩道で人をはねたら罪は重いですよ。はははでも残念ですがお宅のお子さんは私の車に飛び込んできたんです、しかも横断歩道上じゃなかったんです。知ってます花丸から聞いてます、たくさん人が居て横断歩道からはみ出していたと言ってました。 スマホかな…

次女が車にはね飛ばされた 4

日新火災さん、次女を騙さないで、脅さないで、まだ未成年なんですよ、お願いします。 金曜日の夜に次女から電話があった、お父さん保険屋さんから電話があって、壊れた靴に服にズボンの写真が必要だ、なかったら補償は出来ません。と言われたよ、もう捨てて…

次女が車にはね飛ばされた 3

翌日の昼に家内から電話があった、お父さん花丸はただの打撲だったよ。そうだろう、もう最初からそう思ってたよ、よかった安心した、あいつは態度はでかいけど気が小さいからな~ハハハハ~。 でも一番安心したのは家内の口調が落ち着いてた事だった。 事故…

次女が車にはね飛ばされた 2

夜の8時頃に花丸に電話した、どうだ体は痛いか?。痛いよ~~~。ハハハハ~そうか、最初から説明してくれ。あのね横断歩道を歩いてて車が止まったんだよ、だからそのまま歩いて行ったら突然ど~~~んといって私は空を飛んでいたんだよ。で何メートル飛ん…

次女が車にはね飛ばされた 1

15日木曜日の朝家内から非常に動揺した声で電話があった、次女の花丸が学校に行く途中で横断歩道を渡っていて乗用車に跳ね飛ばされた、どうしようどうしよう。えっ!それで花丸はどうした?歩いて学校に行ったみたい。じゃあ怪我はしてないんだ大丈夫だ心…

きょんちゃん 38

今日もきょんが電話をしてきた、お父さんバスの行き先を間違えて乗ってしまった、迎えに来れる?え~~~又かよ。何処にいるの?セブンイレブン、どこのセブンイレブンだ?。わからない。お父さん知ってるでしょ?、おとうさんはたくさんセブンイレブンを知…

きょんちゃん 37

きょん今日は次女を遠くまで送って行かなければいけない、帰りは夕方の7時くらいになる、晩御飯は自分で作って食べてくれ。 そ~、じゃあお父さんの分も晩御飯を作っとくよ、お父さんがいつも作る、安物の牛の細切れ肉を甘辛く味付けしたやつ、あれってどう…

死に方

自分の死に方を自分で決めて何が悪いんだ。 権太には身寄りがない、仕事も歳を取りすぎて何処の会社も雇ってくれないし自分で商売をする資金も商才もない、頼れる親も兄弟も親友もとっくに亡くなった、助けてくれる人も周りにはいない、さらに貯金も底をつい…