空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 46 上

空想じじいは20年前からグリーゼ581と言う星の生命体と文通をしていた、その生物は定年退職をして暇になったので是非地球のじじばば共和国に遊びに行きたいと言う電報を打ってきた、空想じじいはいつでも来てくださいと返事を返した。

数日たった昼下がりの事だった突然あたりに、きゅ~~~んという音がしたかと思ったら上空に大きな円盤が現れた、あたりには空気が焦げるような匂いが漂って、生暖かいそよ風がふいてきた、共和国の人々がびっくりしてみんな広場に集まってきた、まりちゃんは竹やりを持ってゴミ箱の陰に身を潜めた、そして円盤は地上5メートル付近でぴたりと止まった、ドアが開きゆっくりと階段が降りてきた、しばらくしたらドアの前に人間にそっくり生命体が立った、頭には毛も生えている。

花の係長が言い出した、なんだか人間にそっくりだな、あれが宇宙人なのか?、噛み付かないかな?。良く見ると小刻みに体が震えてる、奴ら夏だと言うのに寒いんでやんすかね~?。その時だった、わ~~~と言う悲鳴とともにゴロゴロと階段を転げ落ちてきた、イテテテテ~バカヤロ~誰だ俺を突き飛ばしたのは、さては種蔵だな、あのやろ~~~、俺は足腰弱ってるし高所恐怖症なんだ、ア~~~ァ靴が片方見つからない~、カツラもどっかいってしまったじゃないか、せっかく税金をごまかして買った300万円もした高級なカツラなんだ、わ~~~世の中をわ~~~泣き出してしまった。

取り乱してしまい失礼をしました、始めまして私が島袋 金です金ちゃんと呼んでください。