空想じじい

人生は七転び八転び。

我は海の子 16

夏休みのある日、突然こうふんして良ちゃんがやって来た、コウ!昨日めちゃくちゃ大きいハイオが釣れる場所を探した、ちょっと遠いけど今から行こう。えっ!本当か?行こう行こう。
 
2人は釣竿を持ってすぐに出かけた、山の中の獣道を約2時間ほど歩いた、良ちゃんここはもう隣村じゃないの?そうだよこんな遠くまで来たのは初めてだコウはちょっと不安になったが目の前に大きな緑色のよどんだ川が見えた、お~~~大物がいそうだね?居るんだよ。
 
さっそく釣りはじめた、すると大物が入れ食いになった2人は時間を忘れて釣りに没頭した、気が付いたら辺りが薄暗くなって来た、良ちゃんもう帰らないと行けないんじゃないかな、そうだね帰ろうか、よく釣れたね~楽しかったな~また来ようねと言いながら歩いていると家までまだ3キロくらいあるのに真っ暗になってしまった、ヤバイとっちゃんに暗くなるまでには帰って来いと言われてる、怒られる、早足で歩いた。
 
家に着くと案の定とっちゃんに怒られた、バカモン!!!今日は晩飯ぬきじゃ!、ちょっと来いと言われて外に連れ出されて木で出来た電信柱に縛られた、コウは怖くて泣いた、30分ほどしてかあちゃんに助けてもらう。
 
それから1週間ほどたったある日、工事の人が何人かで電信柱を抜いていた、えっ!電信柱がなくなるんだ、やった~~~コウは飛び上がって喜んだ。
 
で、次の日、コンクリート製の立派な電信柱が立っていた。