空想じじい

人生は七転び八転び。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

きょんちゃん 25

最近きょんは家のお手伝いをよくしてくれるようになった、ボランティア先でまず家のボランティアが最優先でしょうと言われたらしい。きょんがお父さんどこか掃除するのを手伝うよと言う、そーだな~2階のベランダに枯葉がたくさん積もってる雨トイが詰まっ…

我は海の子 8

コウの住む漁師町はよく映画やテレビのロケ隊が来る、特に東映の時代劇の撮影がしょっちゅう来ていた、有名な俳優さんも来てる、だいたい砂浜でのロケだ、自然がたくさん残ってるし道路も舗装されてないし車もほとんど通らない、文明の力のなかった時代の撮…

傷病手当金が出ない

公的機関の弁護士に相談できる日だ!僕は10分前に到着した、約束の時間を10分過ぎて部屋に案内された、数日前にあらかじめ内容の説明はしてある。僕は何度か電話で保険を出して欲しいと保険会社にお願いしたが、駄目だった。ドアを開けてよろしくお願い…

銀太の冒険 14

銀太は1万円ショップの駐車場でわけのわからない焼きそばとケーキを全部食べた、ちょっとお腹を壊したみたいだ、しばらく歩いたらオシッコがしたくなった、山の方を向いてオシッコをした、その時だった、下に~下に~と言う声が聞えてきた、やばい!尾張藩…

3年目の検診

昨日、術後3年目の検診に行ってきた、血液検査とCTをやった。朝から何も食べないで9時に家を出て10時前に病院に着いた、30分ほど待ったら呼ばれた。どーですか奥さんは?。また入院しました。そーですか大変だな~入退院を繰り返してますね、どーし…

我は海の子 7

通称「アニ~」アニ~は両手の指の数を超えると、い~っぱいと言う、11でも100でも同じ、い~っぱいだ。コウの隣町に住んでる、コウより3歳ほど歳上だ。農業も漁業も暇になると、コウの兄とアニ~は一緒に土方のアルバイトをしている、コウの兄がアニ…

銀太の冒険 13

銀太は海亀の卵をポケットに入れた、2ヶ月待てば孵化する、でも孵化させてどーするんだ?まあいいとりあえず東に向かって歩き出した、するとさっきの高級車が戻ってきた、お~いすまん犬を乗せ忘れた~ハハハハハ~。良かった!帰って来てくれた、さっそく…

我は海の子 6

靴は穴が開いたくらいでは新しい靴は買ってもらえない、靴の前の部分が獅子舞の口のようにパクパクになってやっと新しい靴を買ってもらえる、新しい靴を買って欲しくてコウはよく自分で靴を破いた。朝昼晩3食、魚の干物ばっかりや、今日はその魚の干物もな…

ゆうさん危機一発 7

台風の直撃を受けた次の日、家のあちこちが壊れた、あ~あ直さなきゃ、釘はあるがハンマーがない、そうだ腹の中に入ってるんだ、自分で手術してハンマーを取り出そう、ハンマーを取り出すだけの手術なので簡単だ。さっそく麻酔を打って手術を始めたしばらく…

我は海の子 5

この漁師町では、トドみたいな体形の嫁さんが最高級だ、1年中海に潜ってるので、夏でも海に潜ってると寒いから、トドみたいに太ってると寒さに耐えられる、料理は出来なくても問題ない、オマケに力が強ければ100点満点の嫁さんと言う事になる、顔なんか…

花の係長が不老不死の薬を発明した 後編

花の係長が消えてしまってから9年が経った、係長の伊豆の別荘も古くなって、あばらやになった、そこにホームレスの夫婦が住みつくようになってしまった、2人とも同じ孤児院に居た、入所者のほとんどの人は親の顔も自分の名前すら知らない、仲間の8割は、…

花の係長が不老不死の薬を発明した 前編

花の係長50歳はついに不老不死の薬を発明した、この研究に箱根の別荘の地下研究所に10年たてこもった。その間に母親が亡くなった事すら知らなかった、10年ぶりに実家に帰って愕然とした。去年亡くなったらしい。もう少し早く発明できてたら母親も助け…

我は海の子 4

コウがまだ小学生の頃「冬磯」と言うのがあった、1月から2月にあわび取りをする、時間制限がある、確か冬は30分くらいだったと思った、当時はウエットスーツもなかった、友達が何人かいくと言うのでコウも一緒に行くことにした、浜に着いたらすでに大人…

書きわすれた日記 2

K君のお父さんはいわゆる特攻崩れで、もう1週間戦争が続いたら生きてなかった。でも他の叔父さんが言うには、いや、もう飛行機がなくなったから戦争が続いてても行ってなかったんじゃないかな?と言う。K君のお父さんは、肝っ玉の座った人で何が起きても…