空想じじい

人生は七転び八転び。

書きわすれた日記

書き忘れた日記 6

毎年盆になると、叔父さんや、叔母さんや、従兄弟や、道を歩いてる人や、たくさん家に来る。 とっちゃんが言う、人がたくさん来ると楽しくてええの~、そう思わないか?コウよ、人が寄り付かない家は衰退していくんや、逆に人がたくさん来る家は栄えていく家…

書き忘れた日記 5

あの出来事は忘れもしない今でもはっきり覚えてる。 え~~~っと忘れた!そうだ兄貴が中学1年生で俺が小学校の5年生の暑い暑い日の夏休みだった。 毎日、日の出から日の入りまで兄貴と俺は稲刈りに駆り出された。 昼前に兄貴がとっちゃんに、今日は3時か…

書き忘れた日記 4

昔俺が小学生の頃だった、ばあちゃんが芋ほりをしていてマムシに噛まれたことがあった、無医村なので村じゅう大騒ぎになった、とっちゃんはそれは大変だ!と言って一升瓶を持って畑に飛んで行ってそのマムシを捕まえてマムシ酒を造った、家にはマムシの入っ…

書き忘れた日記 3

幼馴染の満君の家が波打ち際から30メートルくらいの所に建っている、海岸線を車1台がぎりぎり通れるくらいの道があって右手に防波堤がある、高さが1.5メートルくらい幅が30センチくらいある、その道の左側が満君の家だ、台風になると波しぶきが満く…

書きわすれた日記 2

K君のお父さんはいわゆる特攻崩れで、もう1週間戦争が続いたら生きてなかった。でも他の叔父さんが言うには、いや、もう飛行機がなくなったから戦争が続いてても行ってなかったんじゃないかな?と言う。K君のお父さんは、肝っ玉の座った人で何が起きても…

書きわすれた日記

かあちゃんは12人兄弟の下から2番目として生まれてきた、そして10歳のときに子供のない家にもらわれてきた、今の実家のある村だ、かあちゃんは親に捨てられたと思ってた、でも新しい母親はよくしてくれた、その後すぐにその家に男の子が生まれた、腹違…