空想じじい

人生は七転び八転び。

書きわすれた日記

かあちゃんは12人兄弟の下から2番目として生まれてきた、そして10歳のときに子供のない家にもらわれてきた、今の実家のある村だ、かあちゃんは親に捨てられたと思ってた、でも新しい母親はよくしてくれた、その後すぐにその家に男の子が生まれた、腹違いの2人兄弟と言う事になった。そこから今の家に嫁に来た、かあちゃんには実家が2つある。2番目の実家の弟も結婚して男の子供が3人出来た、僕の従兄弟と言う事になる、でも次男が小児麻痺(今のポリオ)になって体の自由が利かない、この次男が僕と同い年、K君だ、K君はちょうど大仏様のように座禅を組んだ格好で動けない、わずかに膝で少しづつ動ける、ひっくり返ったら自分では起きれない、亀みたいにしてる、わずかに腕は動かせる、頭は正常だ。ウンチとオシッコが人の手を借りないと出来ないのでおばあさんが1日中面倒を見ている。K君は将棋が強くて近所の中学生も将棋をしに来る、駒は手の甲で動かす。たまにK君は弟と将棋をする、弟は負けそうになるといきなりK君を突き飛ばしてひっくり返す、そのすきに駒を都合よく動かす、また負けそうになると同じ事をする、最後には将棋盤もK君もひっくり返してしまう。おばあさんが弟を怒る、バカヤローお前は兄貴になんて事をする!情けないわ~。おばあさんが、かあちゃんに言う、Kは頭が正常なんで辛いわ、いっその事頭もバカになってればこんなに辛くないのに、このままでは死んでも死に切れない。と言って死んでいった。それから数年たって、僕が車で帰郷したとき前を1人乗りの自動車がのろのろ走ってる、当時1人乗りの車は珍しかった、道が狭いので追い越せない、このやろう後ろから押してやろうかなと思った、イライラしながら後ろを走って行く、やっと道幅が広くなってるところに来たので、追い越した、なんとK君が運転をしていた、ビックリした~~~