空想じじい

人生は七転び八転び。

銀太の冒険 12

銀太は300円もらって大儲けをしたと思って気分よく歩き出した、そこへ後ろからやって来た高級車が銀太の横に止まった、兄さん!その犬は家の「たま」です、間違いない随分長い間探しました。実はうちの家内がヤオハンに買い物に犬を連れて行って、「たま」を柱にくくったまま帰ってきてしまった、1週間後の夕方気が付いて、すぐにヤオハンに引き返したんだけどもう居なかったんです。そうですか飼い主が見つかって良かった、連れて帰ってください。ありがとうございましたと言って帰って行った、犬を車に乗せ忘れてる~~。あ~~~っ随分おっちょこちょいな人だな、しかたなく銀太はまた犬を連れて歩きだした、すると右手の砂浜に5~6人の子供が海亀をいじめていた。なんて事をしやがる、銀太が行って辞めなさい!300円あげようこれで亀をいじめるのを辞めてくれと言って辞めさせた。海亀が言う、ありがとうございました、ちょうど産卵してたんです120個産もうと数えてたんですが、突然子供達にいじめられて、何個産んだか数を忘れてしまいました、わかった僕が数えてあげよう、と言うと銀太はすぐに数え始めた、あっ海亀さんもう118個産んでるよ後2個産めばいい、そうですか!海亀は涙を流しながら頑張って後3個産んだ、1個はお礼ですと言って銀太にくれた。海亀はよたよたしながら海に帰っていった、銀太は海亀が子供達にいじめられてひどく疲れてたので、うその数を言ったのだ、本当は82個しか産んでなかった。ふと見ると大きな黒い亀がすぐそばで産卵をしてる、ビックリした~~~黒海亀か?違うな~釣竿を持ってる、花の係長がウンチをしていた。