ゆうさんの診療所は人里離れた山の中、近くを清流が流れていて天然のワサビも自生している、だけど１時間も山を降りていくと海がある、時々魚を釣ってきては塩をして干しておく、だが必ず毎日１匹だけ盗まれてしまう、全部は持っていかない、なんと優しい泥…

ゆうさんが起き上がった、突然、棺おけに矢文が突き刺さった、風車の矢七からだ、「おはようございます、今日も１日よろしくお願いします。ところで、まりちゃんの噂を聞いた金正直さんの国のスパイがまりちゃんを拉致しようと動きだしました、まりちゃんの…

そこへまりちゃんが通りかかった、あ～ぁ２人ともこんなところで寝ていたら風邪をひいてしまう、ぷ～～～～っまりちゃんはときどき所かまわず、尻の辺りから素敵なガスを出す、ぷ～～～っすぐに毛布を探しに山を下り始めた、ぷっぷっぷっ止まらない。ようや…

そこに熊にまたがった金太郎が通りかかった、熊が人の気配を嗅ぎ取った、この蓋の中に人がいると熊が言った、金太郎は熊の言葉は３つくらいしか知らない、なぜかと言うと小学校から不登校だった、ただ勉強が嫌いで学校へ行かなかっただけだ。でもだいたい熊…

ゆうさんは、大慌てで外に出て核シェルターに向かって走った、ドボン～～～。しまった肥溜めに落ちた。核シェルターの前に肥溜めを作った事をすっかり忘れてた。この肥溜めは１度落ちたら自力で上がる事は不可能だ。助けてくれ～～～～、そこに運良く桃太郎…

ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見てアップルパイを発明した。ゆうさんは、近所のクソガキが笑いながらうどんを食べて鼻からうどんを出してるのを見て、胃カメラを鼻から入れる事を発明した。ゆうさんは早く臨床実験がしたくてたまらない、日が暮れか…

台風の直撃を受けた次の日、家のあちこちが壊れた、あ～あ直さなきゃ、釘はあるがハンマーがない、そうだ腹の中に入ってるんだ、自分で手術してハンマーを取り出そう、ハンマーを取り出すだけの手術なので簡単だ。さっそく麻酔を打って手術を始めたしばらく…

後輩はさっさと帰って行った。次の日の夜ＰＣで小説を書いていたが睡魔に襲 われた。そうだ俺は自給自足してるんだ、独立国が出来るんだ。ゆうゆう王国 を作ろう、世界一小さな国だ、面積１ヘクタール、人口１人。独立するために はまず独立戦争をしなければ…

翌日ゆうさんは今年初めて作った落花生を見に行った、幸い元気に育ってる、 が実がなってないおかしいな～もう収穫の時期なのに、ゆうさんは非常に気が 短い、頭にきて全部引っこ抜いてしまった、捨てようとしたら、根っこに落花 生が付いてた、ハハハハハそ…

ゆうさんは家族連れに、お礼を言ってずぶぬれになったまま家に帰ろうとし た、「ゆうさんの診療所」の看板の横には「熊に注意」と言う看板も立ってい る、いつの間に熊が出るようになってしまったんだろう？まずいバッグの中か らラジカセを出した、大好きな…

ゆうさんは、上下黒のスエットを着てる。赤頭巾ちゃんに出てくるお腹に石を 詰められたオオカミになった気分だ。ここしばらく日照りが続いてる早く家に 帰って農作物に水をやらなければいけない、気が焦った、なんだかすっかり百 姓が身についてしまった、自…

おい、どうして救急車を呼んでくれなかったんだ。あっそうか！すまん病院の 看板があったからそのまま行ったほうが早いと思った、救急車を呼んでもこの 辺りじゃ３時間くらい待たないと来ない。すぐ引き返そう、青年団の５人は汗 だくになって獣道を走った、…

ゆうさんは腕のいい医者だ、でももう４０歳をとっくに過ぎている、そろそろ 当直はきつい年齢になって来た、持病も持っているし、このままでは自分が患 者になってしまう、その前にかねてから考えていた自給自足の生活をすること に決めた。もう土地も買って…