空想じじい

人生は七転び八転び。

ゆうさん危機一発 9

ゆうさんは、大慌てで外に出て核シェルターに向かって走った、ドボン~~~。しまった肥溜めに落ちた。核シェルターの前に肥溜めを作った事をすっかり忘れてた。この肥溜めは1度落ちたら自力で上がる事は不可能だ。助けてくれ~~~~、そこに運良く桃太郎が通りかかった、よかった桃太郎が助けてくれると思ったが、肥溜めにウンチをして何事もなかったかのように、行ってしまった。あ~~っ大変だ!桃太郎~尻を拭いてないぞ~とゆうさんが叫んだが見向きもしないで行ってしまった。実は桃太郎はさいきん耳が遠くなった、難聴で耳鼻科に通院してる。次に通りかかったのは花の係長だ、最近ボケがますますひどくなってる、ゆうさんは必死に手を振った係長も手を振り返した、ゆうさんは、やった~~~これで助かると思った。だが「梅雨が明けて今日も雲1つないピンク色の青空が綺麗だ~~~楽しそうに泳いでる人がいるな~」と言ってカビだらけのパンを食べながら花の係長は行ってしまった。次に通りかかったのは、しむらけんだ、突然めまいで肥溜めの前で倒れた、その拍子に持っていた碁石を肥溜めに落してしまった、ゆうさんが潜って拾ってきてあなたの落した碁石はこの金と銀の碁石ですか?違う黒と白の碁石です、そうですか、また潜っていって拾ってきてこの黒と白の碁石ですか?はいそうですありがとうございましたと言って行ってしまった。なんと正直な人間なんだ~としばらく感心してた、しまった!おーい俺を助けてくれ~、時すでに遅し、しむらけんの姿はもう見えなくなっていた、そこへ東電の社員が20人ほどで大きな鍋のふたのような物を担いで来た、どうやら臭い原因はここらしい、やっと見つけた、ついに突き止めたぞ!。と大きな声が聞えてきた。ゆうさんは遠のいていく意識の中で、やった!たくさん人が来たぞ~これで助かると思た、最後の力をふりしぼって叫んだ、助けてくれ~~~~。ド~~~ンふたをされてしまった。