空想じじい

人生は七転び八転び。

きょんちゃん 33

最近はきょんもパニックを起こさなくなった、もう1年以上になる、源之新はめちゃくちゃ楽になった、でもまだ自分の事を完全に出来るわけではない、小学校の低学年程度の事が出来るくらいだ。
 
食事は唯一インスタントラーメンが作れる、でもすごい進歩だ。夕飯はいつも源之新が作る、きょんに美味しいかい?と聞くと即座に、うん! 美味しいよ~と言う。そうだろうお父さんは料理の種類はあまり知らないが味付けがいいだろ?舌が肥えてるからなハハハハ~~~、でもきょんはまだ食べてないのだ。
 
お父さん豆板醤のビンの蓋がかたくてど~しても開かないよ~、開けて?、どれ、あ~~ぁまだ新品じゃん封を切らないと開きにくいんだよな~、ほら!こうやって封を外すんだよ、と源之新が説明してるのにきょんは居ない、トイレに行っている。
 
きょんの学校には悩み相談の部屋があってカウンセリングをしてくれる、きょんは予約を取って行って来たらしい、そして悩みを10分ほど一生懸命に話した。う~~~ん自分で解決しなさい。え~~~っ自分で解決出来ないから相談しに行ったのに~~~、あの先生面白いよハハハハ~と笑ってる。ついに、きょんは笑う事が出来るようになった。