空想じじい

人生は七転び八転び。

東鬼畜病院10

鬼畜先生は以前きょんが入院していた時の主治医だった。


ある日、鬼畜先生が僕この病院を辞める事になったんですと言う。
えっ!どうして?
実は院長と喧嘩したんです、金になる患者ばかりを収容して、きょんちゃんのような若い前途のある子を儲からないからと拒否をする、そんなやり方に文句を言って首になったんです。


すばらしい、筋金入の先生だ、この鬼畜先生にず~と主治医になってもらいたい。じゃあきょんもそちらの病院に転院させてもいいですか?。もちろんです。と言う事で転院先の住所を聞いた。これが間違いの始まりだった。


ただきょんは鬼畜先生が好きじゃない、どうしてだ?。あの先生は気持ち悪いの私の事をいやらしい目でじろじろ見るんだよ絶対嫌だ。


それからしばらくして家内が双極性障害を発症した、通常は20~30代で発症するのに何を間違えたか50代での発症だ。そうだ!優秀な精神科医を思い出した、鬼畜先生にお願いしよう、それもまた大間違いだった。


あ~ぁどうしてこんなに間違えるんだろう。
世の中には正解がないと言う事でいいかな。