空想じじい

人生は七転び八転び。

東鬼畜病院4

きょんはウツ状態になって2週間ほど任意入院をした。


きょんの事を家内に話した。家内は困った顔で裁判をやったら病院は大騒ぎになる、自分の上司を娘が訴えると仕事にも支障が出るし、このまま何もなかった事にすれば旦那の頭が変になってしまう。


もう少し待って、鬼畜先生に俺の所に説明に行くように言うから。数日後鬼畜先生が家にやって来た。


きょんとは友達なんです、きょんは正常だし20歳を過ぎてるし、お父さんと私は赤の他人だし、何も悪い事はしてない、したがってあんたにとやかく言われる筋合はない。


と言い放って帰った、火に油を注ぎに来ただけだった。家内にその事を話したがもう少し時間を頂戴、ちゃんと鬼畜先生にお父さんに謝るように説得するから。


それは無理でしょう自分は何も悪い事はしてないと思ってるし、言葉で「すいませんでした」と言われても俺の怒りは収まらない、だから東鬼畜病院を辞めてほしい、でも今すぐには辞められないからもう少し待ってと言う。


そうこうしてるうちに家内の具合がおかしくなってきた、大丈夫?。あんまりよくない。仕事休めば?今日は絶対に休めないの、もしダメそうだったら帰ってくるから大丈夫心配しないで、と言って出かけて行った。


午後になって電話が鳴った、奥さんを緊急入院させました。