空想じじい

人生は七転び八転び。

東鬼畜病院6

東鬼畜病院に監禁されたような気分、頭の中では1日中家内を助けなきゃ、助けなきゃとテープがエンドレスで回っている。拉致被害者家族の気持ちが少しわかったような気がした。


そのうち家内の事が心配で夜眠れなくなった。


体が重くてしょうがない、肥ったのか?そんな事はない、痩せてきている、動く気にも、何かする気にもならない、食欲もない、もしかしたらウツの始まりなんじゃないかと思い近くの精神科で精神安定剤睡眠薬をもらって来た。


睡眠薬で寝ても、寝た~、と言う感じがしない、でも起きてはいなかったのでたぶん寝てたんだろう。


朝起きてからの2時間くらいは特にひどい、落ち着かないちょっと違う世界に入り込んでしまってる気がして、急いで安定剤を飲む。


しばらくして、家内の従弟から電話が入った、病院に電話で聞いたら「三親等まで誰でも面会できます、本人が会いたいと言えばですが」。って言ってたよ。そうですか?、人によって答えが変わるんだね、鬼畜先生は最低でも舌を3枚以上持ってる。