大村君は作業所には行きたくないし、1日中ゲームセンターで遊んでいたいが金がない、最近アーチェリーがだいぶ上手になって来た、なのでもう一度アーチェリーを使って銀行強盗にチャレンジする事にした。
すぐさま大村君は車椅子でアーチェリーを抱えて「USOすずめの涙銀行」に向かった、そして整理券を取って順番を待った。
23番でお待ちのお客様4番窓口へどうぞ~。はい!。今日はどういったご用件でしょうか?。銀行強盗に来ました店長に話がしたいんですよろしくお願いします。
ちょっとお待ちください。店長がやって来た。ほほ~~~アーチェリーで銀行強盗ですかご苦労様です。う~ん、ずいぶん勘のいい店長だな。どうして今日はどんな凶器を持ってきたんですか?と聞かないんですか?。ハハハハ~アーチェリーを持ってるから見てすぐにわかりましたハハハハ~。
じゃあ話は早い1000万円出してください。ハハハハ~~~その前にあんたの腕前を見せてほしい、どうせへたくそで的に当たりゃしなんでしょ?ハハハハ~。
なんだって!!!大村君はむかついた。じゃあ腕前を証明します、少々協力してもらってもいいですか?。はいはいわかりましたよっ、なんでも協力しますよハハハハ~。
それではここにリンゴがあります、店長さんは向こうの方に行ってこのリンゴを頭に載せて立ってください、僕がリンゴをこのアーチェリーで撃ち抜きます、見事当たったら1000万円払ってもらいます、いいですね?。ちょちょちょっと待ってそんな危ない事は出来ません。
だめです、さっき何でも協力しますよと言ったでしょ、あれはウソだったんですか?、ウソつきは泥棒の始まりですよ、最近はウソをつく大人が多すぎる、秘書がやったとか従業員がやったとか、妻がやったとか、なんでも人のせいにする、大人がウソをつくから子供が真似をするんです、その結果世の中が乱れるんですよ。
大村様それだけはどうか御勘弁を~リンゴを頭に載せるのはやめましょう危険すぎます、どうかリンゴだけはおやめください、お願いです、お願いします。
しょうがないな~じゃあわかったよ、リンゴはやめてミニトマトにします。