空想じじい

人生は七転び八転び。

銀太の冒険 16

しばらく歩いていくと左手に平屋のボロボロの家が見えてきた、なにやらくそじじいがマスクにサングラスをかけて変なタンクを持ってキャタツの一番上に上って屋根に何か散布をしている。風向きの計算が出来ないみたいでほとんど自分に散布してる。何をしてるんだろう?不思議に思った銀太は聞いてみることにした、くそじじいさん何してるんですか?返事がない、もう一度呼んでみたが返事がない、耳が悪いのかな?、銀太はキャタツを思い切り足で蹴飛ばした、ドス~~~ンくそじじいが落ちてきた、なんで落ちたんですか?大丈夫ですか?バカヤロ~お前がキャタツを蹴飛ばしたから落ちたんだろ~イテテテテ~~~。そうだったんですか、それは知らなかった。ところで何をしてるんですか?。わしか?この格好を見てわからんか?う~ん泥棒さんですか?違うわ除草剤を散布してるんじゃ、風向きがよくわからなくてほとんど自分の頭に散布してしまったけどなハハハハ~、頭の草が枯れないと良いんだがな~、なに雨トイが落ち葉で詰まってしまってそれに草が生えるんだ、つる性の草なので手では取れないから除草剤をまいているんじゃ、去年なんかヒノキも生えたぞ、ビックリしたわ~、どうだ!凄いだろ~。失礼します先を急ぐので。おい!若いの!それ以上東に行ってはいけない、目に見えない敵がいる、これは非常に恐ろしいことになる、ただちに人体に影響はないが徐々に体をむしばんでいく。それから変な人も1人いる、気をつけるんじゃ、殺されるぞ~、奴はそこら辺の草むらに潜んでいて人を見つけると、両手をクロスさせて突然シュワッチュ~と言うかけ声とともに飛び出してくる、そして誰かれかまわず、いきなりセシウム光線を発射する無謀なやつじゃ、名前は確か~ウルトラマンとか言ったな。
(注意)これは偽物のウルトラマンです本物は正義の味方です。これで良しと。ウルトラマン、ファンを全員敵にまわす所だった、フ~~~ッ。