空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 22

あ~~~っ海面に顔が出ない後10センチで海面なのに、そうだふんどしを外せば良いんだ、必死にふんどしを外した、ふ~っ死ぬところだった、係長は二丈島を目指して泳いだ、女ばっかりの島だ心がうきうきしてきた、やっと岩場の海岸に上陸した、海岸を真っ直ぐ上がっていくと「セブンイレブンうば捨て島店」と言う看板が見えた、え~~~っうば捨て島!くそ~~~っまた漁師にだまされた!係長はおもいきりガッカリした一気に体中の力が抜けてその場に座り込んでしまった、そこへ5人のおばあさんが見に来た、ウンチしてるんですか?大丈夫ですか?。大丈夫じゃないです絶望してます、すいませんおばあさんありえないと思いますがここには若い子は住んでないでやんすか?わしらが一番若いんじゃ、うぅぅぅぅやっぱり、どう見ても80歳は超えている、疲れたじゃろ今日はご馳走するからどーしても家に泊まっていきなさい、わかったね。あ~~~ったった今急用を思い出しました、8時ちょうどのあずさ2号に乗らなければいけないので失礼します、と言うと係長は全力疾走で海岸を海に向かって走り出して思い切り飛び込んだ、ゴ~~~ン岩に頭をぶつけた岩が真っ二つに割れた。その振動で東南海地震が起きた、えらい事になった、係長は津波が来る前に急いで沖に泳ぎだした、突然チュルリラ~チュルリラ~~と携帯電話が鳴った、はいハナちゃんで~~~す。えっ本当か?北海道だけ難をまぬがれたのか?よ~し北海道に向かおう、それから3年間泳ぎつづけてやっと北海道に到着した。どこだかわからないが綺麗な海岸がつづいてるすばらしい景色だ魚も釣れそうだ、係り長は一発で気に入った、家を建てて永住する事に決めた。夢のような生活が始まった、童心に返って砂浜に落とし穴をいくつも作った、小さい頃を思い出した、よく自分の作った落とし穴に自分が落ちた、懐かしいな~~~ハハハハハ~。毎日魚を釣ってきて酒を飲む、畑にはいろいろな野菜も育てた、たまに町に出て必要な物を買うだけだ。以前から気になってたんだが、近所に大きな建物がある、いったい何屋さんなんだろう?歩いて見に行く事にした、泊発電所と書いてある、なんだ~発電所か?えっ!もしかして原発でやんすか?