空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 50

今日もいつものように空想じじいの部屋で宴会が始まった。窓からまりちゃんが入ってきた、私が戦場のピアニストのまりちゃんです、しつこい蚊だわ~~~と言いながら、自分の左腕のホクロを蚊と間違えてたたいている。めんどうだから好きにさせておこう、どうせ説明してもわからないし。
 
花の係長がふらふらしてやって来た、どうしたの係長、また道に落ちてる物を拾い食いたのか?。違うんでやんす~権太の歯磨きをまねしたら世の中が揺れ出したんでやんす。どうゆう事?。

あいつは歯ブラシを固定して顔の方を動かすんだ小さい頃から家族全員そうして磨いてたと言うのでまねをしたらこんなになってしまったでやんす。へ~それで権太は毎日ボ~ッとしてるのか、じゃあ家族もみんなボ~ッとしてるんだ、なんかいいね。

その時、チン・ドン・ジャ~ン共和国内放送のスピーカーが鳴り響いた。たった今、特別警報が出ました、今は何の特別警報かわかりません、わかり次第報告します、まああなた達が死んだら家族は喜ぶし葬儀屋は儲かるしで良い事ばっかりだけど、一応ただちに命を守る行動をとって下さいハハハハ~~~。

えっ!どうすればいい?わからん、何か遠くのほうに煙が見えるな~山火事かもしれないこちらに迫って来てるようだ、みんな三途の川に逃げれば大丈夫だ。そして全員三途の川に腰まで浸かって次の放送を待った。

チン・ドン・ジャ~ンさっきの特別警報は三途の川に多数の人食いワニが出たと言う事でした。