空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 49

じじばば共和国の中に新しく居酒屋が出来た、これは偽装の専門店だ、経営するのは入所者のまりちゃん。玄関には大きなカンバンで「美人女将まりちゃんの偽装専門店」と書いてある。
 
早朝から空想じじいと花の係長が入店してきた、いらっしゃいませ~~~。はい!いらっしゃいました。今日はどんな髪型にしますか?え~っとモヒカンでお願いします、ここ美容院か?

俺達ゃ毛は生えてないよズルッパゲだよ。あっそ~じゃあ生ビールにでもしますか?。そうだな~今日も暑くなりそうだ、先に体を冷やしておこう、まず生ビールで乾杯だ!
 
え~~~ととりあえず俺は、枝豆、バナメイエビのムニエル、椎茸のホイル焼き、とこぶし煮。

はいお待たせしました。早っ!全然待ってないよ~、もしかしてこれ何も偽装してないじゃないか?。だって偽装するのめんどうなんたもん。あっそ~。

でもそれじゃあ偽装の専門店にならないじゃないか、どんな偽装をしてるのか楽しみに客は来てるんだぞ、客の期待を裏切ってはいけないよ。あ~ぁ偽装してるのは美人女将まりちゃん、のところだけかよ。