空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 43

今日は待ちに待った楽しい「お孫さんいらっしゃいデイ」だ、お孫さんが来てるというのに、「人が想像できる事は実現できる。」とほざきながら花の係長はカインズホームにロープを買いに行くと言って飛び出して行った。
 
係長まさか!首を~~~。すぐにゆうさんが追いかけた、係長~~~!待て!お座り!お手、ロープをどうするんだい?。いい事を思いついたんでやんす、地球は狭い、だから火星にロープをかけて地球の横まで引っ張ってきて地球から火星まで新幹線をひけば自由に行き来できる、そうすれば皆広大な土地を安く手に入れられて一戸建てを建てて、のんびり住めるようになる、あっしは火星で大規模なアスパラ農園をやるんでやんす。人類皆幸せになる。
 
う~~~んなるほどいい考えだ。だからカインズホームで火星を縛るために100メートルのロープを1000本買ってくる。それでどのくらいの長さになる?え~~~っと、すごく長くなるでやんす、わかった俺も協力する。
 
係長とゆうさんはトラックに1000本のロープを積んで帰って来た、よし!出発するでやんす~~~。ちょっと待ってよ、係長!トラックじゃ火星には行けないような気がする。えっ!そうでやんすか?。オスプレイを借りないと無理じゃないかな。
 
そこへ飛行機にはめっぽう詳しい空想じじいがやってきたハハハハ~~~アホか!ヘリコプターで火星に行けるわけないだろう、ジェット機だよ、ボーイング787じゃないと無理だね、それも2機必要だ1機には食糧を積む、「車えび」と言う名前のバナメイエビと「和牛ステーキ」と言う名前の成型肉と「汚染水」と言う名前のおいしい水も3年分必要だ。
 
そこへ宇宙にはめっぽう詳しい卍郎さんがやってきた、100メートルのロープを1000本で火星が縛れるわけがないだろ~無知にも程がある、ハハハハ~。
たぶん2000本は必要だ。