じじばば共和国 ３９

暑い！人類が今までに経験した事がない暑さだ！。日本に今までいなかった南の動物や植物がたくさん発見されるようになって来た。ヤシの木やらバナナの木まで自生するようになった。きっと放射能のせいだろ～。いや！ちがうんだ、たった今ＣＩＡから情報が入った、ここだけの話なので絶対に内緒にしてください。これは自由に気候を変えられる、新型の兵器です、誰も知らない国が開発してます、いまは実験中で完成すると気温８０度まで上げられる、農作物も魚も獲れなくなる、人類の９割は熱中症で死ぬか餓死する、恐ろしい非人道的な兵器です、後５年で完成するらしい。詳細はこうだ、１００万人の軍隊をフィリピン沖に集結させて、５０万人の白組部隊はヤカンに海水を入れて沸騰させて海に流す、あとの５０万人の赤組部隊は自転車のタイヤの部分だけを水車に改造した自転車で全速力でこぐ、この熱湯が海流に乗って北上する、これを２４時間１週間やると太平洋沿岸の地域は猛烈な暑さに見舞われる、これが気候変動兵器なんだ、まあ我々には関係ないけどね～どうせ後２～３年しか生きれないからねハハハハ～～～。今日は共和国恒例の１泊２日のキャンプだ、三途の川の中州にそれぞれテントを張った、さっそくバーベキューの用意もした、酒やら肉やらたくさん持ってきた、魚は三途の川で釣ればいい、どんな魚でも釣れる、最近は暖かくなったせいでワニもカバも生息してるので三途の川も気をつけなければ危ない、いよいよ日が暮れかかってみんな釣った魚を持ってキャンプファイアーに集まってきた。まずは生ビールで乾杯してバーベキューが始まった、空想じじいは小さい頃の話を始めた、家が牛を飼っててその牛が子供を生んだんだよ、かわいいんだ俺が餌やりを担当してたので、俺が牛小屋に行くとモ～～～と鳴いて駆け足で俺のあとを追いかけてくるんだ、めちゃくちゃかわいいんだ、あんなかわいい牛は絶対に食えないわ～と言いながらカルビと牛タンを焼きだした、牛タンは塩で焼くのが最高だね～。したたかに酔っ払ったころ殺生の嫌いな心の優しい花の係長が、思い出した！ザリガニを獲ってきたんだ焼こうか？えっ！これはザリガニじゃないんじゃないか？花の係長はザリガニだと思って捕まえてきたのはサソリだった。係長！これは食えないよ～。そうでやんすか？じゃあ逃がしてやりましょう、心の優しい係長はその２０匹のサソリを、そ～と、まりちゃんのテントの中に逃がしてやった。