空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 37

携帯電話が飛躍的に進化を続けてる、じじばば共和国の人々はついて行けない。ついに花の係長は、箱根の研究所で掃除機と冷蔵庫と食器乾燥機と洗濯機付きの携帯電話の開発に世界で初めて成功した、それがすべて左きき用だ、しかも世界最軽量でわずか80キロしかない。係長は絶対に売れると確信した。ところがPM2.5がはやりだした、日本中PM2.5の話題ばかりになってしまって係長の発明は話題にもならなかった。でも係長は落込まなかった今度は「高性能のマスク」と言う名前の普通のマスクを開発して売ることにした。空想じじいも騙されて「高性能のマスク」を買ったが全然効かないのでマスクを2枚重ねて使ってる、負けず嫌いなゆうさんは5枚重ねて使って自慢してる、さらに負けず嫌いなまりちゃんは10枚重ねて使ってるどうやら私が1番だわ!ハハハハハ~、さらに負けず嫌いな花の係長の姿が見えない、どうしたんだろうか?自分の開発したマスクだから必ず自分で使ってるはず、ふと見ると花の係長が倒れてる、どうしたんだろう老衰で死んでるのかな?よくみるとマスクを100枚重ねてその上からタオルを巻いてゴミ袋を頭からかぶって倒れてる、あ~~~っもしかして!!!まさか!寝てるに違いない、心やさしい共和国の人々は、起こさないようにそのまま寝かせておいた。