空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 31

真夜中にまりちゃんの部屋の天井からゴ~ンゴ~ンと言う大きな音がしてまりちゃんがビックリして飛び起きた。まりちゃんは第4ニコニコマンションの3階に住んでる、真上の部屋には花の係長が住んでいる。又係長が変な事をしてる、最近ますます妄想とボケが進んでしまったな~、早く死んじまえばいいのに~。まりちゃんは大急ぎで4階の係長の部屋を見に行った。係長の部屋のドアは開いていた、そして頭からパンツをかぶった係長がツルハシで床を掘っている。係長!こんな夜中に何をしてるんだ!!!。最近円高にもかかわらず油が高くなって買えないので石油をほってるんでやんす~。そうなの。それでどうして頭にパンツを被らなきゃいけないの?。たぶんあっしの頭には生殖器が付いてるような気がするんでやんす~。そうなの。まあいいや、係長ここはマンションの4階なんだよ、いくら掘っても石油は出にくいよ。やっぱりそうでやんしたか~4階だからだめなんだ、じゃあ明日は3階のまりちゃんの部屋の床を掘ってみるでやんすね。そうじゃない3階を掘っても石油は出ないんじゃ。アホ~~~。ところでまりちゃんこんな真夜中にどうしたの?あっしの事を心配して見に来てくれたんでやんすか?。違うわ!うるさいから見に来たんじゃ!!!。そうでやんすか、やっぱりあっしの事を心配してくれる心の優しいまりちゃんでやんす~、こうなったらまりちゃんを手ぶらで返すわけにはいかないでやんす~、まりちゃんもきっと頭に生殖器が付いてると思います。絶対付いてないわ~~~アホ~。またまた~謙そんして~、あっしのパンツでよければはいて帰って、1ヶ月くらい洗濯をしてないけど、キティーちゃんのプリントのパンツなんで気に入ると思うでやんす~。結構です、結構です~。結構ですか?そうですかそんなに喜んでもらえて嬉しいでやんす~、じゃあはかせてあげる。ギャーやめて~~~、まりちゃんは係長のパンツを頭に被ったまま前のめりにぶっ倒れた、ピクリとも動かない。気の優しい係長は、夜遅かったので眠かったんだろうとそのまま、まりちゃんを朝まで寝かせておく事にした。