空想じじい

人生は七転び八転び。

銀太の冒険 10

おい銀太今日はもう遅い、ついでだクリスマスだし、今から船に乗ってカラオ

ケに行こう、飲酒運転で捕まらないし朝まで呑もうハハハハハ~。おいテルよ

やめなよ銀太はまだ子供だよ。今晩はここの座敷で寝るといい、その襖を開け

ると布団があるから好きなときに寝な。翌日すし屋にお礼を言って銀太は出か

けた、テルちゃんがやって来た、おい銀太、鯛を2匹持ってけ!銀太は両手に

鯛を1匹づつ持って背中にはリュックをしょって東に向かって歩き出した、海

岸沿いの道路に沿って線路も走ってる、向こうから裸でリュックを背負った3

0代と思われる男性が線路の上を歩いてきた、へ~あの線路の上が歩けるん

だ!銀太も線路の上を歩く事にした、すれ違いざま、ぼぼぼぼぼぼくはおおお

にぎりがすすすすきなんだな、と言った、そうですか、といってすれ違った、

歩いていくとすぐに鉄橋に差し掛かったポ~~~っという汽車の汽笛が聞こえ

た、真っ黒な車体にD51と書いてある、危ないな~こんな狭い線路の上をあ

んな大きな汽車が走って!銀太はひょいっと後ろに飛びのいた、川に落ちた。

幸い怪我はなかった、川も浅かった、銀太は頭は悪いが人一倍運動神経がい

い。そーかわかったぞ!あの汽車はメジャーリーガーのイチローの背番号にあ

やかって51にしたんだ、やる事がせこいな~。ちょうどその頃イチローはフ

ィッシャーマンズワーフのレストラン「牛」に石を投げつけて友達と遊んでい

た。銀太は線路を歩くのは危ないと思ったので、やっぱり道路を歩く事にし

た。そして先を急いだ、急ぐ理由は何もない。するとお嫁入りの行列に出くわ

した、花嫁さんが新郎の家まで歩いていく、のどかな光景だ、銀太はしばし見

とれていた、すると新婦のお父さんやって来た、おい坊主その2本の鯛をこの

腕時計ロレックス デイトナと替えてくれないか?今日は港にはいい鯛がなか

ったんじゃ、はい、いいですよ、ぼぼぼぼぼぼく達はおおおおおおにぎりがす

きなんだな~、おおおおにぎりの方がいいな~。突然、山下清さんが現れた、

銀太はビックリした。わかりましたじゃあおにぎり20個と交換しましょう。