2050年捕鯨が解禁になった、鯨が増えすぎて船と鯨の衝突事故が世界中で
相次いで起きている、鯨を保護しすぎた結果だ、生態系も崩れてしまった。小
魚にプランクトンが絶滅に瀕してしまったようだ、どこの魚港にもイワシにア
ジと言う小魚があがらない、いくら捕鯨が解禁になっても、鯨を食べたことの
ある人がもう居ない鯨の味を知らない人ばかりになってしまったので食糧には
ならない、すでに捕鯨船もない。ついに軍艦が出動して鯨の絶滅作戦を開始し
た、取った鯨は世界中に無料で配られた、油として使われた、だが少しづつ鯨
肉を食べる人が出てきて、徐々に鯨肉のファンが増えていった、アメリカに至
ってはもう鯨の肉しか食べれない人まで出てきた、クジラ料理専門店があちこ
ちに出来た、牛肉に豚肉の売り上げが激減して次から次に牧場が潰れて行っ
た。ちょうどその頃NASA航空宇宙局では牛の品種改良が進んでた、かなり小さ
くなった、大型犬くらいの大きさになった、お手とお座りと待ても出来るよう
になった、色もいろいろ出来た真っ白いのもいる、毛の長い牛、足の長い牛、
盲導牛、警察牛、災害救助牛、まで出てきた。牛をペットとして飼うアメリカ
人が急増した。ところがまだ根強い牛肉ファンが残っている、デイビットはこ
れはビジネスチャンスだ!と思ってサンフランシスコのフィッシャーマンズワ
ーフに牛肉料理専門店「牛」を作った、メニューは、スペアリブにハンバーガ
ーに焼肉にしゃぶしゃぶに牛丼にすき焼きまで用意した、そしていよいよオー
プン当日近所のアメリカ人が大量に押し寄せたデイビットはお客さんだと思っ
て喜んだ、だが突然店に石を投げつけて来た、金属バットを振り回してるやつ
もいる、デイビットは夢中で石を投げ返したが全部金属バットで打ち返され
た、そいつは元メジャーリーガーだった、結局窓を全部割られた、そこへシー
シェパドの船が玄関をぶち破って飛び込んできた。店は大破した、こんなかわ
いい牛を食うとは何事だ!