空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 8

プログラムが大幅に遅れてしまったので、なん種目も同時に開催する事ににな

った。フィールドでは砲丸投げも始まった、大会記録は1メートル20セン

チ、ヤリ投げも始まった、大会記録は5メートル40センチ、すでにくそじじ

いが第一投目を投げようとしている。走り高跳びも始まった、大会記録は48

センチ。いよいよ借り物競争の最初の組10人がスタートする、よ~い、ピ~

~、横一線にバラバラなスタートをきった、最初に紙を拾ったのはold boyさ

んだ、さすが100メートルを59秒8の俊足を誇る記録保持者、紙には「冷

蔵庫」と書いてある、まっしぐらにマンションに向かった、続いてB9さん

だ、紙には「洗濯機」と書いてある、まっしぐらにマンションに向かった、ko

tobukiさんだ、紙には「エアコン」と書いてある、まっしぐらにマンションに

向かった、まりちゃんだ、紙には「テレビ」と書いてある、まっしぐらにマン

ションに向かった、蘭さんだ、紙には「ゴキブリホイホイ3つ」と書いてあ

る、まっしぐらにマンションに向かった、花の係長だ、紙には「ヤリ」と書い

てある、え~そんな物持ってる人なんかいないでやんす~。ちょうどその時く

そじじいの放ったヤリが係長の背中に突き刺さった。係長は気が付いてない、

観客が騒ぎ始めた、悲鳴まで聞こえる。おかしいな~何騒いでるんでやんすか

~?観客が大声で叫んだ、係ちょ~~速くゴールへ行け~~。そうか!ゴール

の方にヤリを持った人がいるんだ、よし!ゴールに向かって歩くより遅いスピ

ードで走った、はい、係長1等賞です、ど~してでやんすか~。その光景をマ

ンションの玄関先のベンチに並んで座って見ていたold boy、B9、蘭、kotob

uki、まりちゃんは、あ~いいな~俺たちも運動会に参加したいよな~~~