さくらは19歳になるが軽い精神障害を持っている、人とコミニュケーション
がうまくとれない、でもお店の販売員をやりたいと言う、父親の銀二郎は悩ん
だ、普通のお店に面接に行っても全部不採用だ、こうなったら自分でお店を作
るしかない、さくらの希望を聞いた。まず忙しくない、環境がいい、絵が描け
る、自分のペースで出来る。難しい銀二郎は3日考えてある決断をした。十甲
田山の山頂にオリジナルのトレーナーとジーンズの店をやろう、ここでしか買
えない、しかも1人に1つしか売らない、商標登録を取ったロゴが入ってい
る。ここならさくらの理想の場所だ、ここに来るには川を100メートル泳い
でそれから500メートルの断崖絶壁を登って、火山ガスが噴出してる沼地を
越えて、最後には樹海を超えなければたどり着けない、おまけに人食い熊も出
る、たどり着くには元気な人でも3日はかかる。銀二郎はさっそく大型のヘリ
コプターで機材を運んだ、運良く携帯電話が使える、良かった、念のために伝
書鳩も120匹用意した。店にさくらを1人置いてきて店をオープンさせた、
1ヶ月が過ぎたが1人も客が来ない、さくらが電話で言う、お父さん全くお客
さんが来ないから看板を立てようよ、バカ!そんな事をしたらお客さんにみつ
かってしまって、お客さんがたくさん来るじゃないか。あ~そうか~、。それ
から1週間が過ぎた、さくらから電話が入る、お父さん大変!携帯のバッテリ
ーが切れそうなの、携帯の充電器を忘れた、そうかしまった!しょうがない、
通信手段は伝書バトしかない、伝書バトを使え、うん分かった。1週間後やせ
細った伝書バトが1羽到着した、足に付いている手紙を読む、おとうさん、伝
書バトのえさを持ってくるのを忘れてる。