空想じじい

人生は七転び八転び。

十甲田山

十甲田山 3

「ジーンズショップさくら」にたくさんのお客さんが訪れるようになった、そ れに伴って遭難者の数もうなぎのぼりに増えていった、これではいけないと言 う事で行政が動いた、自然に優しい道路と橋をジーンズショップさくらまで付 けた、もちろん車は走れない…

十甲田山 2

それから3ヶ月が過ぎたある吹雪の夜だった、コンコン誰かがドアをノックす る、さくらはビックリした、こんな夜中に誰だろう、もしかして、鶴の恩返し かな?でも鶴を助けた覚えはない、そっとドアを開けてみると、屈強な男達が 5人居た。私達は遭難しまし…

十甲田山 1

さくらは19歳になるが軽い精神障害を持っている、人とコミニュケーション がうまくとれない、でもお店の販売員をやりたいと言う、父親の銀二郎は悩ん だ、普通のお店に面接に行っても全部不採用だ、こうなったら自分でお店を作 るしかない、さくらの希望を…