空想じじい

人生は七転び八転び。

浦島太郎にいじめられた亀

むかしむかしある所に、浦島太郎という漁師がいました、自己中でギャンブル好きでした、太郎は亀をいじめるのが大好きでした、何時ものように亀をいじめていると、子供達がやってきて、太郎、辞めなさい、と言って皆で太郎に石をぶつけました、ところが間違って亀の頭に石が一つ当たってしまった、どうやら、亀はムチウチになったようだ、太郎は漁師になる前に外科医をやっていたので、しかたなく亀の首にギブスを付けて海に返してやりました、それからしばらくして太郎が魚を釣っていると、首にギブスをはめた亀が、突然海から顔を出しました、びっくりして太郎は海に落ちてしまった、「この亀何しやがる」と言う間もなく、亀は太郎の髪の毛を加えて海のそこへ引きずり込んで行きました、髪の毛が少し抜けた、ちくしょう、龍宮城に着くと、「お帰りなさいませ御主人さま」と乙姫様が迎えてくれた、とりあえず、キリンラガー、枝豆、鯛の姿づくり、焼き鳥、砂肝、軟骨は塩でお願いします、と注文、すぐに、バンド演奏が始まる、太郎は軍艦マーチしか興味が無い、明日は松坂牛のすき焼きにしてくれ、と言って寝てしまう、こんな贅沢な毎日が1週間続く、太郎は飽きて来た、俺はもう帰る、「本心はパチンコ屋へ行きたいのだ」乙姫さまの本心も「やっと帰ってくれる良かった」解りました今すぐ帰りましょう、昼前だ、大きな亀を呼んだ、すぐ来た乙姫さまも一緒に亀に乗って、海岸まで送る、すぐ着いた、玉手箱を太郎に渡すと、絶対空けないでください、太郎はお腹が空いている、ふと国道一号線の方を見ると、いつの間にか一号線ぞいにマクドナルドが出来ている、ビッグマックが食べたい、玉手箱を持ったまま走ろうとした、その時、右足が亀に引っかかって、乙姫様の前に倒れて玉手箱のふたが開いた、乙姫様があっというまに白髪頭のお婆さんになってしまった。