空想じじい

人生は七転び八転び。

税金依存症

JALは墜落するといけないのでノースウエスト航空で行く「税金依存症なお

したろか~ツアー」にJALの幹部20人が参加する事になった、全員メタボ

だ、まるでメタボの見本市だ、本人達は真剣に治したいと言う気持ちがないら

しい、国民に対して一応努力をしてるふりをしないといけないので、しぶしぶ

参加した。税金依存症と言うのはどんな病気かと言うと、(税金をいつでも好

き勝手に好きなだけ使える金であると思いこんでしまって、自分の金が使えな

くなってしまう恐ろしい病気だ)この病気になって完治した人は世界中に一人

もいない。この前、税金依存症の人がセブンイレブンで焼き肉弁当を買ってレ

ジで金を払おうとした時、急に頭痛がして、目まいがして、体も手も震えて財

布がポケットから出せなくなり、両手をポケットに突っこんだまま後ろにぶっ

倒れてしまった人がいた。自分の金を使おうとすると必ずこんな症状が出る、

薬では治りません。こうなった時の対処法は、大丈夫ですよ~税金で払います

から!と耳元で言えば一発で治ります。でもこれでは日常生活もままならな

い、そこでこのツアーが企画されました。このツアーは税金でいけるのだ、本

人負担だったら誰も参加しなかっただろう、今回も誰も知らない南の島へ行

く。持ち物はサバイバルナイフと釣り竿だけだ、金も服も必要がない。この企

画を聞いた花の係長が飛び入り参加する事になった、無人島で一番困るのは水

とトイレだ、彼は税金依存症ではないが彼の参加は非常に助かる。彼は以前2

度この島に行っている、野グソのスペシャリストとしてマスコミ界で現在活躍

している、前回、島から帰ってすぐ本を出した「野グソと私」と言う本で去年

500万冊を売りあげてミリオンセラーになった、その本の冒頭は「トンネル

をぬけると、そこは島国だった・・・・」なかなか読み応えのある本だ。と言

う事で一行は3カ月の旅に出発した。到着するとすぐに花の係長が、みんなに

説明を始めた、ウンチは風上の方を向いてしてください、間違えて風下を向い

てしたら臭くて気絶します、以前失敗しました、ハハハハ~、一番恐ろしいの

は、風向きがころころ変わる時です、その時は尻の穴を中心にして、よちよち

歩きで顔を風上に向けてください。それとあの断崖絶壁を超えるとセブンイレ

ブンが1軒だけあります、それ以外は自然しかありません。と言って釣りに出

かけて行ってしまった。飛行機も帰って行った。それから3カ月後ノースウエ

スト航空機が迎えに来た。誰も怪我も病気もしていない、全員ターザンの様な

体になっていた、係長だけが痩せこけていた、どうしたんだろう?係長に聞い

てみた、いや~魚が思うように釣れなくて、ろくに食べてないんでやんす~、

JALの人達は朝昼晩とあの断崖絶壁を登ってました、多分セブンイレブン

食べてたんでしょう、おかしいな~金は持ってないはずなのに。はい、私もお

かしいと思って一度見に行きました、そしたらなんと、セブンイレブンの横

に、税金のなる木が生えてやんした~~。