空想じじい

人生は七転び八転び。

ゴミ分別からクーデター

2010年2月26日、今年から、ゴミの分別を1800種類に分けなければ

いけなくなった、間違えると無期懲役刑になる、小学校の授業にも「楽しいゴ

ミの分別」と言う授業が1日2時間もある、その教科書はちょうど電話帳2冊

分、低学年と高学年で1冊づつ、小学6年生までに2冊を丸暗記しなければ小

学生でも無期懲役刑になる、体育の授業にも「ゴミの分別体操」と言う体操が

考案された1日1時間ある、運動会の最後の種目はゴミの分別リレーで締めく

くられる、1番盛り上がる種目だ。テレビの子供番組では「ゴミと遊ぼうピン

ポンパン」本のベストセラーには夏目漱石の「吾輩はゴミである」、太宰治

「ゴミ出し失格」、ワハハの「ゴミは笑ってぶっ飛ばせ」、B9の「ゴミから

出たスターウォーズ」と言ういかがわしい本まである。この法律で一番の被害

者は子供達だ、ほとんどの子供はどちらかの親が無期懲役刑になってる、両親

とも刑務所に入ってる子供もいる、ほとんどの家は、ゴミを捨てるのが怖くて

家の中はゴミだらけだ、このまま春になれば伝染病が発生する可能性が非常に

高い。ここ札幌では例年より雪が少ない、温暖化のせいか?道がすべりやす

い。ゆうさんはゴミの仕分けが面倒なので、ほとんど外食か、セブンイレブン

のお弁当で済ましてる、今日もいつものように90式戦車で職場へ向かう、道

が滑りやすいので冬場は毎年、戦車通勤をしてる途中セブンイレブンの駐車場

に入れた、すると隣にパトカーが入ってきて止めた、ゆうさんは朝はセブンイ

レブンの缶コーヒーボスとミックスサンドだけだ、たまに新聞を買う、新聞の

一面に子供達の悲惨な状況の写真と記事が載っている、ゆうさんは以前からゴ

ミの法律にはかなり腹を立てている、いきなり玄関の所で立ったままサンドイ

ッチを食べ始めた、すると警察が近づいてきた、オイそこのやくざみたいな顔

した奴、ちゃんとゴミをすてろよ!、なんだとーえらそうに~俺の事か?ゆう

さんは(やくざみたいな顔)と言われた事と、たまりにたまった国に対する不

満で、頭の血管がぶち切れてしまった、うるさいバカヤローこのハゲのチンピ

ラ警察が~、帽子を取ってみろ!どうせハゲてるんだろう!どいつもこいつも

~と大声で叫びながら急いで戦車に乗り込んだ、44口径120ミリの滑空砲

をゆっくりパトカーに向けたかと思ったら、いきなりぶっ放した、ドーンとい

う音とともにパトカーは後かたもなく消えた、空気が揺れた!何かの焦げた匂

いだけが辺りに漂ってる、そのまま中央警察署へ向かった警察署のビルに5発

の滑空砲を立て続けにぶちかました、ゴーッガラガラドーンという音とともに

ビルが崩壊した、もう誰もゆうさんを止められない、自分が何をやっているの

か分からない、きっと自分が正しいんだ、目の前の出来事に酔っている。今度

は刑務所の玄関をぶち壊しにかかった。このニュースはテレビ、ラジオの速報

で日本中を駆け巡った、ついにゆうさんに賛同した陸上自衛隊1473名が静

かに動き出した・・・・・これが世に言う2.26事件の始まりだった。