2010年の春場所、いよいよ千秋楽になりました。両者13勝1敗づつで
す。解説は長嶋茂雄さん、通称ミスターに来てもらいました。東からは山鳩
山、西からは加藤乃海、この両者は2002年以来の対戦になります、その時
の決まり手は、「人の上げ足とり」で山鳩山が勝ってます。因縁の対決になり
ました。どうでしょうかミスター?う~んややもすると勝った方が優勝するで
しょう。両者ともに得意技が「人の上げ足とり」です、さあ始まります。この
相撲一番にて千秋楽にござりまする~。さすが両者気合いがはいってますね
~、塩を思いっきり相手に投げつけてますね~、場内は大歓声に包まれてま
す。山鳩山の不敵な面構え、かえるの面にしょんべん、と言うところでしょう
か~、加藤乃海はメガネをしたまんまです、寝るときもメガネをしたまんまで
しょうか?昔私の友達にメガネをしたまま寝るやつがいまして、黒のマジック
でメガネを塗ってやったんです、朝起きて、目がみえなくなった~どうしよう
~と、泣いて大騒ぎになった事がありますハハハハ~。失礼。どうも両者稽古
不足のようです、高級料亭で、さんざんいいものを食べてるわりには、山鳩山
は痩せすぎてます、脱税の事で悩んでいるのでしょうか?加藤乃海はお腹だけ
ふっくらです、まるでちびっこ相撲を見ているような、ほんわか感があります
ね~、どちらが勝つと思いますか?ミスター?う~ん勝負は家に帰って風呂に
入るまで分からない。さあ制限時間一杯です。大歓声があがる!のこった~お
~っと立ち合いから両者一気の「あらさがし」に出ました~今度は「足の引っ
張り合い」です、次は「ののしりあい」山鳩山が拳で加藤乃海の顔を殴った、
まけじと加藤乃海は山鳩山のまげをつかんだ、のどをつかんだ、山鳩山は加藤
乃海のだぶついた腹をつかんだ、両者噛み付き合いになった、血がそこらじゅ
うに飛び散っています、まわしのはずし合いになった。まるで子供の喧嘩だ。
ばかばかしくなった行司が軍配を放り投げて家に帰ってしまった、ミスターも
家に帰ってしまった、観客も全員ばかばかしくなって家に帰ってしまった、座
布団とブーメランだけが宙を舞っている、勝負はまだ続いてる。ミスターの言
った「勝負は家に帰って風呂に入るまで分からない」の意味がわかった。