空想じじい

人生は七転び八転び。

アメリカ9 また引っ越し

少しずつ、生活のリズムが出来てきた、家内がいい情報を仕入れてきた、アン

さんと言う人がもう5年くらいアメリカに住んでいて、日本生まれ、日本育

ち、韓国籍エイズの研究をしてる、家と同じ位の女の子が2人居る、UCL

Aの社宅に住んでてそこの家賃はここの半額でしかも3LDKと広い、アパー

トの周りは金網で囲まれてて、中には公園も、バーベキューもできるようにな

ってて、中を警察が常に巡回してるので安心して子供を遊ばせられる、と言

う、2000世帯が住んでるが、なかなか空かない、申しこんでから1年くら

いかかるので、早く申し込んでおいた方がいい、と言うのでとりあえず申し込

みだけした。やっぱり3日に一度位事務所にまだ空きませんか?と言って顔を

出すようにした、そしたら1ヶ月位したら空いたから手続きに来いと言われて

手続きをした。今のアパートにまだ3ヶ月くらいしか住んでないのにまた引越

しだ、でも誕生会を免れたと言う安心感も少しある、子供達に申し訳ない気持

ちになるが、生活が苦しいので仕方ない。長女の学校に、引っ越す事を告げる

と、担任の先生が、せっかくなれて来たのに、残念!学校区が決まってるけど

私が何とかするから、引き続き通わせてはどうか?と言う、真っ黒に日焼けし

た180センチ以上体重も100キロ以上ありそうな人だ、なかなか親切な先

生だ、悩んだ、しかし、今度の学校は歩いて行けるし道路を一本渡るだけだ、

しかも保育園と幼稚園と小学校がくっ付いてる、親としては楽だ、子供達に頼

んだいやいやOKしてもらった。引っ越す事に決めた、荷物があんまりないの

で引越しは簡単に終わった、今度は3階建ての3階で随分綺麗だ、家内はバス

で通う事に成った、UCLA行きのバスは間違えずに乗るが、帰りはいつも間

違えてどっか行ってしまう、午後の6時に家に着くはずが、いつも7時か8時

になってしまう、バスの乗り方が難しいと言う、手を上げないと止まってくれ

ない、まずバスが来たら行き先を見る、目が悪いので夕方は良く見えない、ス

ピードが速いので、行き先を読んでる間に通り過ぎてしまう、焦って乗ると行

き先を間違える、しかも車内アナウンスが何もない、うまく乗れても外の景色

を見ながら降りる場所が近づいたら、窓の上のワイアーを引っ張らなければ止

まってくれない、ボーッとしてると行き過ぎてしまう。家内は毎日こんな事を

している。娘達の学校には日本人が幼稚園に2人小学校に2人になった、アン

さんの娘と家の娘だけだった。学校の周りは高さ4メートルくらいの金網が張

り巡らされている、グラウンドはコンクリートだ割れ目から草が生えてる。ま

るで映画に出てくる刑務所のようだ、でも前の学校も同じだった。 (本)