空想じじい

人生は七転び八転び。

栄角総理大臣

ここは北海道最大の総合病院、札幌いろエロ総合病院だ、医師の数だけで800人居る、他の公立病院同様、赤字経営だ、今日の救急担当は外科部長の、ゆう先生他20名、看護士は、通称笛チャンほか20名。総勢40名。ゆう先生の頭の中にはエロ本が2万冊収納されている、水着と下着の区別がついていない、海水浴はみんな下着で泳いでると思ってる。笛チャンは、喘息もちだ、酔っ払うと素っ裸になる癖があるので、男どもに毎日飲みに誘われる、本当は2人とも寒がりで、温かい南の、空気の綺麗な所で暮らしたいと常づね思っている。一方栄角総理大臣は、新潟では、栄角様、と呼ばなかったら、大変な事に成る、つい2~3日前観光客が、栄角と呼び捨てにして周りの人にコブラツイストをかけられ、十六文キックをくらって、重症を負った。栄角がもし下関から韓国の釜山まで橋を架ける、と言えばおそらく1ヶ月で完成するだろう、凄い実力者だ、そのうえ情に厚い、一度会ったら、その人の名前年齢、性格、すべての情報を覚えてしまう、非常に面倒みがいいので多くの人に慕われてる、頭の中にスーパーコンピューターが入っている、と言われている。冬の寒い日だった、本日最初の救急車が入ってきた、心筋梗塞の患者だ、すぐに治療室に運ばれた、患者は元栄角の秘書だと言う、そこへ突然、栄角さんが入ってきた、職員全員ビックリした、ゆう先生の前で、土下座して、どうか彼を助けてくれと懇願した、栄角が土下座をするなんて聞いた事すらない、病院スタッフは全員凍りついた、笛チャンはおしっこを漏らしてしまった、ゆうさんが言う、はいわわわわかりました、全力を尽くします。すぐに治療が始まる、なんとか一命を取り留めた、それから集中治療室に運ばれた、その間ずーと栄角は元秘書を励まし続けた。夜になって栄角が帰ると言うのでスタッフ全員で玄関まで見送った、栄角はすでにスタッフ全員の名前、性格、全ての事を覚えてしまってた、栄角がありがとう、よっしゃよっしゃこのお礼は必ずする、と言ってスタッフ達に頭を下げた、玄関のドアを開けると、ゆう先生が思わず、オー寒い、「寒いの大嫌いなんだよな~」と言った、この言葉を栄角は聞き逃さなかった。よっしゃよっしゃ俺に任せとけ!と言って帰って行った、3日後突然、1トンクラスの漁船から50万トンクラスのタンカーまで北海道の周りの海を200万隻の船で取り囲んだ、海は見渡す限り船で埋め尽くされた、住民は戦争でも始まるのかと思った、それから1ヶ月後、冬だと言うのに北海道は暖かくなった、ゆうさんはいよいよ、ノースウエスト航空で行く!ハワイ6日間エロエロツアーに明日出発する、何気なく世界地図を見てたら、なんとハワイの横に北海道があった。