空想じじい

人生は七転び八転び。

遠すぎる記憶こっちこれる?

昨日、先輩のブログを読んでいました、コメントももらいました、なにげないコメントです、頭のなかへ一気に昔のことが、われ先にと蘇りました、あと5個くらいコメントが隠してありました、粋な人です、先輩に申し訳ないのですが、「お主ただものじゃないな、名を名乗れ」ですか自分の祖父に再会したか?私の生れ育った家は、海のそばの、そばの、そのそばにあります、海の中では決してない、うる覚えなので、たしか夕方雨と風が強く父が窓、玄関、其処らじゅうに板を打ちつけていました、おい、ぴろし家に入れ、どこから?あっそうか、せっかく打ちつけた板をはずして、家のなかに入りました、「お父さんお昼どおしよう、蚊の鳴く様な声で幽霊のような顔で、家内が私の部屋に入って来た」一時中断、昼ご飯を作る。再開、しばらくして、家族全員集合した、父はどうやって入ったのか疑問が残った、とにかく風がひたすら強くなってきた、小さいながらもただ事ではない、大変な事が起こる、紙にゴミに色んな物が中を舞っている、そのうち戸がすっ飛んできた、父が戸を拾って金鎚で打ちつけている母もその隣で戸をおさえてる、ずいぶん楽しそうだ、父母ともにずぶ濡れ状態、戸とおしくらまんじゅうしてる、やっぱり仲間にはいりたい、父の傍へいく、父が、危ないから芋池に入れろ、と言う畳をまくって、板をまくると大きな穴、カッコよく言うと地下室、暗くてよく見えないけど仲間がいた兄弟達だ、すぐに記憶が途絶える朝になっていた、外に出る瓦が山積、ゴミだらけで道が見えない、遊び場がいっぱい出来たぞ~嬉しかった。それがあの中部地区を襲った伊勢湾台風だった。犠牲になられた方々のご冥福をお祈ります。