空想じじい

人生は七転び八転び。

死んだ兄貴の夢を見た

いつもの道を走っていると道路工事をしているガードマンが迂回をしろと合図をしている、そして右の細い道路に入ると景色が一変した、車1台がぎりぎり通れる道幅で、舗装されてないがたがたの道になった、大きな松ノ木がたくさん生えていてその隙間から海がちらちら見える、なんだか見覚えのある風景が展開していく。

こんな所で対向車が来たらどっちも動けなくなってしまう、スピードを上げて早く通り過ぎようとする、だが道はさらにひどくほとんど獣道になった、曲がり角を曲がると海に向かって45度以上傾き出した、これでは車が海に滑り落ちてしまうかもしれない。

危ないので車を止めて外に出てあたりの様子を見てみるとこの斜面の先には広い舗装の道路になっている、ここさえ無事に抜けられば良いんだが相当危険だ、困ったどうしようと考えてたら突然あにきが現れた、あにきどうしようか?行くべきか戻るべきか?

自分の思いどうりにやってみろ!、失敗しても良い。そうか~俺はしばらく考えた、あと少しなんだから俺は行く、戻るのは嫌だ、ただ失敗したら車ごと海岸に転がり落ちて車は大破するよ。そんな事かまわない!自分の思いどうりにやるんだ。

わかった兄貴、一か八かやってみる、前に進む事にするよ!、俺は車のエンジンをかけてゆっくり動き出した、あっそうだ言い忘れた!すぐに車の窓を開けた、兄貴~~~この車、2週間前に兄貴が買った新車だよ。  ええ~~~っ!!!