大変です上官！テレビで緊急速報をやってます福島原発から大きなキノコ雲が上がってます、えっ！なんだって、富士山が噴火したのか？。アホ！違います福島です。そ～か広島を思い出すな～、忘れもしない、あれは暑い夏の日じゃった～、ピカッと光ったんじゃ～、と次の瞬間そこらじゅう焼け焦げた死体がゴロゴロと、あ～思い出すのも恐ろしい光景だった。上官！あんたはまだ生まれてなかったのでは？。いやこれは親父から聞いた話じゃけん。当時は親父は広島に住んどったんじゃけ
ん。
そんでな～親父が被爆してその影響で俺は染色体が異常になって子供が産めん体になった、外見上は普通に見えるだろ？。い～え見えません、頭はハゲてるし、腹は出てるし、足もでかいし。そ～かそんなに格好良く見えてるのかハハハハ～ありがとう、でも実は知らない人からよくイケメン、と言ってバカにされてたんだよ。そしたらだ、かみさんが俺の替わりに子供を産んでくれた、突然「元気な男の子を産んだ！」と電話が入った時はびっくりした、嬉しくて飛び上がって喜んだ。当時俺は２年間も単身赴任して１度も家に帰ってなかった、１人で子供を作って１人で産んだかみさんは偉いな～と思った。
