空想じじい

人生は七転び八転び。

アメリカ5 引っ越し

そうこうしてるうちに2週間くらい経って、家内も子供達も学校に通い始めた、デイブが尋ねてきた、郵便局の帰りに寄ってみたどうだい住み心地は?いいよ、毎日郵便局に行く時クソジジイのアパートのそばを通るから寄ってみた、どうして毎日行くの?郵便物は50パーセント届かないから、私書箱を借りてる、めんどくさい、ウ~ンそうか、郵便配達の奴めんどくさくて捨ててしまうんだな?、いや~字が読めないんだと思う。もういろいろ手続きは終わってきた車の保険は、日本語の出来る日系の人にたのんだ、年間にすると40万円もする(後でわかったが一番高い保険に入れられてた)歯の保険は気違いみたいに高いので辞める事にした、健康保険はラボが出してくれた、銀行の手続きもスージーさんに手伝ってもらって終わった、今日はラボのボスが家内の歓迎パーティーをしてくれると言ってた、家族全員で来てくださいと言う事だ、夕方家内を迎えに行って住所を聞く、カントリーロード89何処かで聞いた住所だ、家族全員でアパートを出発してしばらくして気がついた、もしかしてデイブの隣の家じゃないか?やっぱりそうだった、到着すると準備が出来てた、日本人も5人くらいいた、親切にしてくれた、ボスはGさん、Gさんの父は有名な音楽家らしい、Gさんが言う、昔庭で馬を飼っていた、その馬が隣の家の庭で死んだ、その頃は隣は空き家だった、動かすのが大変だったので、そこに穴をほって埋めた事があったハハハハ、デイブの家の庭だ、隣の家が友達の家だと言えなくなった。一ヶ月が過ぎようとした頃、Gさんの教え子がUCLAでラボを始めたので、手伝ってやって欲しいと言われる、家内の給料が2倍近くになる、一ヶ月足らずでロサンゼルスに引っ越す事になった、大変だ!、余計な荷物を日本に送るため、郵便局へ送り方を聞きに行った、真っ黒に日に焼けた2メートルくらいの局員に話すが、まったく通じない、僕の後ろにどんどん人が溜まってく、大丈夫俺の知り合いに日本語が出来るのがいるから電話をしてやると言う、親切な人だ、ついに玄関まで列が出来てしまった、申し訳ないから、後ろの人を先にして下さいと言うが、いいんだ待たせとけ!あんたの順番なんだから気にしなくていい、僕一人に30分くらい時間を費やしてくれた、ありがと~よ~真っ黒に日に焼けた人。