空想じじい

人生は七転び八転び。

アメリカ 35 帰国手伝い

アンさんから、1人日本に帰る人がいるんだちょっと変った人だけど車を持ってないんで手伝ってやってほしいと言われた、平日に暇をしてるのは俺しかいない。翌日9時にSさんのアパートに尋ねて行く、インターホンを押しても返事がない、出てこない、アパートはセキュリティーがしっかりしてて入れないし困った、たしか3階だと言う事だ、9時の約束だから絶対に家に居るはずだ、下からSさ~~~んと呼んだ、5分ほどしたらやっと降りてきた。あ~すいませんインターホンは壊れてるんです。直さないの?その必要がないんです僕は友達がいないので尋ねてくる人はいないんです、だから電話もありません。そーですかハハハハ~。すいません荷物はもう送りました後は役所に書類を出せば終わりです。わかりましたじゃあ役所に行きましょう、Sさんは無口な人だ、自分の方からはしゃべっては来ない、なんの書類ですか?犬です。犬を飼ってたんですか?いえ2日前に買ったんです。え~っ引越しでい忙しいのに?ペットショップを見てたらどーしてもほしくなってしまって買ったんです。は~~~。Sさんのナビゲートで1時間ほど走った、なんか間違えたみたいです~、ここも違う、は~~~。それから2時間ほどうろうろしてやっと探した。数日たってアンさんに家内がSさんの事を聞いてきた。Sさんは日本のT大の人で3年くらいUCLAで研究をしてて成果が出せなくて、どうもあせってうそのデーターでネイチャーに出そうとしてそれがばれて研究所を首になったらしい。え~~~っ。