空想じじい

人生は七転び八転び。

ユキちゃんは農業を始めた 7

ちょうどその頃、沢小は自宅の地下の核シェルターにこもってた、入り口は一見小さいめの普通のドアのように見える、でも鋼鉄製で厚さが50センチある、特製のセンサーが付いている、体全体と声の両方で認識してやっとドアが開くようになっている、したがって沢小以外の人は入る事が出来ない。こもってからもう3ヵ月がたった居心地が良くて出たく無くなった、一生ここで生活しようかな?と思う事もある今日このごろだ。なんせ伊勢の二見シーパラダイスの1000倍の広さの核シェルターで中には赤坂の料亭に常磐ハワイアンも入っている、そしてすごいのはこの核シェルター内の電気は小型の原子力発電によってまかなわれてる、この原発は(通称ウランちゃん発電)と呼ばれている。これらはすべて税金をごまかして作った。沢小はまるで龍宮城のような生活を送った、朝からフランス料理にワイン、ほとんど運動はしなかった。そこへ突然マグニチュード7.5の余震が来た、核シェルター内は真っ暗になった、まずい!大変だウランちゃんが壊れた、従業員が我先にとドアから外へ逃げていった、沢小は一番最後になった、体が重くてどうも思うように歩けない、苦労してやっとドアにたどり着いた、良かった~~~と思ったその時ドーンと言う爆発音がしたウランちゃんが水素爆発した、風圧で沢小は吹っ飛ばされてドアに挟まった、沢小はドアより太りすぎてしまって核シェルターから出れなくなってしまったのだ、ドアに挟まったまま動けない尻が熱くなってきた、しまった尻に火がついたようだ誰か助けてくれ~~~。そこへ運良く沢小の家に火事場泥棒に入っていた野枝がポケットに札束をぎっしりと詰め込んで通りかかった、お~い泥棒助けてくれ~~~~、尻に火がついた。えっ尻に火がついたくらいでただちに人体には影響はない、と言ってスキップをしながら行ってしまった。翌日世界中のメディアが、日本は高級住宅地で地下核実験を行ったと報じた。