空想じじい

人生は七転び八転び。

ガン患者の会から帰る

患者会は、次のイベントのことで、僕は座ってひたすら聞いていただけだった、行かなくてもよかったかな?今年の盆は墓参りにもいってない大好きだった祖父の事を書いておこう、祖父は胃潰瘍で一日中痛がってた、毎日2回くらい灸をすえる、それは小学生の僕の仕事だった、背中にもぐさを10個2列にならべて、線香に火をつけ、もぐさに火をつけていく、これが難しい、線香ともぐさをくっつけてしまうと、火のついたもぐさが背中を転げまわる、アッチッチッチ祖父が足をバタバタして熱がる、早く取ってくれ、急いで取るけど、こんどは自分の指が熱くて離してしまう、するとまた火のついたもぐさが背中を転がる、祖父はあつがって足をバタバタする、その足をバタバタする姿がおかしくてしょうがなかった、祖父も僕を怒らず笑うだけ、なつかしい、でもそんな平和な時も長くは続かなかった。今年は今ここで手を合わせておくから、来年こそ墓参りに行くからねじいちゃん。