空想じじい

人生は七転び八転び。

ユキちゃんは農業を始めた 5

ユキちゃんとカンちゃんは自分達だけすぐに地下の核シェルターに逃げ込んだ。外の様子はテレビ画面に映し出されるようになっているし、スピーカーがファームの周りに何箇所も設置してあるし電話で連絡もとれる、まさかこんな事にはなると思ってなかったので核シェルター内には食糧は水と缶詰めしか用意してなかった、これから約3ヵ月くらい缶詰を食べて過ごすしかない。そろそろお腹がすいてきた、缶詰を食べるしかないか~、ユキちゃんが何種類か缶詰を倉庫から出してきた、しまった!缶切りが見当たらないよ~どーしようカンちゃん、う~ん困ったな~。エ~ンエ~ンおかあさ~ん飢え死にするよ~~~。うるさい!泣いてないで頭使え!。突然ユキちゃんはカンちゃんの頭に思いきり缶詰をたたきつけた。イタタタタ~何すんねん、みるみるたんこぶが出来た、アホ!人の頭つかうな!その使い方じゃないわアホ!、おれに貸してみろ、カンちゃんは缶詰を思いきり噛んだ、イテテテテ、歯が折れた、なんだ?この丸いのはカンちゃんは人差し指で引っ張ってみた、パッカンやっと缶詰が開いた。ワ~~~ッ、カンちゃん凄い!缶詰を開けた、おりこうさんだ~天才だ!。あ~ぁ今頃俺の頭の良さがわかったのか、まあいい食べるか。カンちゃん僕食べれないよ~エ~ンエ~ン。ど~したんだ?。だって箸がないんだもん。アホ!手で食べれば良いじゃないか、そんな事したらおかあさんに怒られるんだよ~~~。その時だったグラグラっと揺れた大きな余震が来た、コンセントから火が出たあ~っ消火器がない、カンちゃん大変だ!火が消せないよ~~~、このままだと人間の燻製が2つできてしまうよ~~~。すかさずカンちゃんが場内アナウンスのマイクを持った、あ~っあ~っ緊急連絡、緊急連絡、大至急だれか箸をもってこい。