空想じじい

人生は七転び八転び。

ハムスター発電

ここ、もみじ保育園でも新しい発電を開発することになった、園児達が集まって知恵を出し合った結果、つばさ君の提案した、ハムスター発電に決定した。まず矢場居建設に頼んでハムスター建屋を作った、そして大きなまわし車を作った、そして10万匹のジャンガリアンハムスターを中国から購入した。なんと年間1万キロワットの発電に成功。ある日飼育係のつばさ君がいつものようにハムスターの足を引っ張って遊んでいるときだった、突然震度4の地震がもみじ保育園を襲った、ハムスター建屋は一瞬にして崩壊し10万匹のハムスターが逃げた。震度6に耐えられる設計で建てられてるはずのハムスター建屋だったのに残念。地震でパニックになったハムスターにつばさ君が指を噛まれて血が出たので保坂先生がつばさ君をかかりつけの大藪医院へ連れて行った。途中つばさ君は、どんぐりころころ~、と歌いだした。いよいよつばさ君が診察室に呼ばれた、突然先生があおざめた、まままままさか!ここここれは、大変な病気だ!「どんぐりころころジャンガリプー病」です、これは1492年にインドネシアのジャンガリプー博士が発見した病気で。子供の場合には噛まれると3分後に「どんぐりころころ」を歌い出す、しかも起きてる間づーっと歌い続ける、10年後に発病する事も多いんです、大人の場合には時々メタボの人が即死する事もある、治療薬がまだ開発されてないので一生歌い続けることになる恐ろしい病気だ。まさか日本で発見されるとは想定外でした。大変な事になった。とにかく国民に本当の事を言えばパニックが起きる、とりあえず事故がおきたことだけ先に報道しよう、それから3日位したら、もみじ保育園から半径20キロ以内の住人に避難勧告出そう、テレビで緊急の記者会見が始まった、野枝官房長官が言う、ハムスターに噛まれたくらいでは、ただちに人体に影響はありません、安心してください逃げたのは子供のペットのハムスターですから心配いりません、これですよ!と言って手の平に1匹のハムスターを乗せた、まあ可愛いもんですよハッハッハ~~~といった瞬間に指を噛まれた、いた~~っ!ただちに歌をうたいだした、どんぐりころころどんぐりころりん~~~~、ドサッ!!!