空想じじい

人生は七転び八転び。

じじばば共和国 9

夏の暑いある日の事、突然大きな小包がまりちゃん宛てに届いた、何だろう?

あ~ドイツからだ!さっそく開けて見るとソーセージの詰め合わせセットが入

ってた、生のソーセージも入ってる、そうだった遠い昔まりちゃんはドイツに

住んでたんだ、誕生日なので孫が送ってくれたんだ。その夜「第4仲良しマン

ション」の住人達10人でまりちゃんの部屋でお誕生バーベキューパーティを

する事になった。夜7時、皆べろんべろんに酔っ払って集まってきた。誕生ケ

ーキに数え切れない数のロウソクを立てて火を付けた、お~い誰か照明を消し

てくれ!といった瞬間に、ゴーッドーンと言う音がした建物が激しく揺れた、

突然マグネチュード7.5の大地震がじじばば共和国を襲ったのだ。いいタイ

ミングで照明が消えた、ハッピバースディーの歌を全員で歌った、まりちゃん

がロウソクを吹き消すと酸欠でぶっ倒れた、ロウソクの数が多すぎた。すぐに

照明がついた、(自家発電装置が作動したんだろう)まだゆれている、くそじ

じいは、いや~今日はちょっと飲みすぎてる、家中が揺れてるような気がす

る、ハハハ~暑いな~窓を開けたほうがいいんじゃないのといった瞬間ガシャ

ガシャガシャと全部の窓が割れた、お~気のきく窓だな~涼しくなった~、焼

酎のロックをもらおうかな?氷は?冷蔵庫に入ってる?突然くそじじいに冷蔵

庫がぶつかってきたドアも開いている、お~気のきく冷蔵庫だな~ハハハハハ

~。そうだ!ケーキを皆に分けよう皿はどこだ?食器棚からガラガラと皿が落

ちてきた、お~気のきく食器棚だな~ハハハハ~、生ソーセージはどうする?

ちょうど部屋に煙が入ってきた、そうだ!燻製にしよう。翌朝ソーセージの燻

製が200本と人間の燻製が10本出来上がった。