空想じじい

人生は七転び八転び。

金太郎後編

金ちゃんは、眠い目を擦りながら、電車を降りた、乗り越してしまった、戻ろうとして、登り線へ行くが台風18号の影響で電車が動いてない、駅前のビジネスホテル、に泊まる事にした、3階の部屋に案内された、お腹がすいたので、ピザの出前をたのむ、届くまでにシャワーを浴びる事にする、しばらくして、コンコン、ピザーラです、バスタオルを巻いて出る、マサカリが置いてあるので、ビックリしてる、お金を受け取ると、ピザを置いてすぐに出て行った、財布を忘れていった、金ちゃんは、あわてて追いかける、マサカリにバスタオルが引っかかって取れたのに、ぜんぜん気がついてない、金ちゃんは丸裸だ、財布わすれてるよ!アッ、すいませんありがとうございます、逃げる様に帰って行った、バタン、ドアが閉まる音がした、歩きながら帰って来た、ドアが開かない、しまった!オートロックだ、金ちゃんはパニックになる、丸裸だ、1階のフロントへ行かなければいけない、エレベータに向かって走った、突然目に前のドアが開いた、ドーン思い切りおでこをぶつけた、イタッ、右手は股間、左手はおでこ、を押さえて、エレベータのボタンを足の親指で押す、エレベータが来た、足の親指で1階を押す、上に向かって動き出した、何だこれは、9階で止まる、ドアが開く、浴衣を来た叔母さんの5人組が唖然としてる、金ちゃんは前かがみになって、軽くえしゃくをする、乗って来ない、速く閉まれ!時間がやたら長い、やっと閉まった、下に動きだした、今度はまた3階で止まった、「閉」を押そうとして「開」を押してしまった、遠くから「エレベータが来てる急いで」と言う小学生くらいの男の子の声が聞こえる、速く速く閉まれ!、間一髪閉まった、「ア~ァ間に合わなかった」と言う声が聞こえた、下に動きだした、1階に到着した、ドアが開いた、何人かお客さんがいるが、見て見ないふりをしている、右手は股間に左手はおでこに、フロントにダッシュする、あの~ドア、まで言ったら、分かりました、と言って、笑いながら浴衣をくれた、こう言う事はよくあるんです、裸で来たのはあんたが始めてですけど、金ちゃんは都会につかれてしまった、足柄山に早く帰りたい、翌日、新幹線の東京行きに乗る、今度はぜったいに小田原で降りるぞ!だが金ちゃんが乗っているのは光号だ、小田原には止まらない、車内販売が来た、おにぎりと、ビールを買った、ジュースだと思って買ってしまった、にがい、が、もったいないので一気に飲んだ、寝てしまった、お客さん、東京駅に着きましたよ、で目がさめる。