空想じじい

人生は七転び八転び。

きょんちゃん 20

きょんはだいぶ良くなってきた、もう睡眠薬しかもらってない、自分一人で病

院に通いたいと言う、源之新はじゃあ駅のそばの病院がいいだろうと言う事で

予約を取った、1ヶ月も先だった、1時の予約だが1時半に書類を書いて2時

から受診の前の聞き取りを始めて2時半頃に終わったが、きょんは診れません

と言う、どーして?紹介状がないから、でも予約の時に紹介状は必要ありませ

んといったんだよ、分かったよ~源之新は前の病院に電話して紹介状をファク

スで送るように頼んだ、いや、紹介状があっても見れません、どーして?今紹

介状がないからって言ったじゃないか~、病院を何回も替わってますし、病名

が全部違います。俺が病名をつけたわけじゃない、いや病気が難しすぎると言

う事です。だから素人では難しいから病院に連れてきてるんじゃないか、それ

に今は睡眠薬しか飲んでないんだよ、薬も昨日で終わってるから今日もらわな

いと困るんです、きょんは眠れないとパニックを起こすから、いやできませ

ん。じゃあどーすりゃいいの?もう病院は休みに入るし病院に行けるのは4日

後だよそれまで薬はないんだよ、4日分の薬だけでももらえないですか?出来

ません。今から前の病院へ行けばいいじゃないですか、なんだって~今から~

もう3時半だよ~向こうに着くのは5時過ぎてしまう、もう頼まないよ~是が

非でも診たくないという事のようだ。どうも中央病院のブラックリストがこの

病院にまで来てるみたいだ。救急車でも住所と名前を言うと「その家の親御さ

んとは認識が違うので診れません」と病院に拒否される、家の家族だけ無医村

に住んでる。 そもそもの原因は家内が3年ほど前に作った。その当時きょん

の薬が10種類くらい出ていた、それが1袋に全部入って1日分4袋ある、下

剤も入ってる、きょんが下痢をしてたので取ろうとしたがどれが下剤か分から

ない。次の受診日に家内が分包にしてくれと言った、主治医が出来ないと言

う、家内が切れてしまった、下剤が入ってるでしょ、下痢をしてるのに下剤も

飲まなきゃいけないんだよ~、それくらいわからないの!何考えてるの!強く

言ってしまった、これが家と病院の全面戦争の始まりだった。1番の被害者は

きょんだ。きょんには罪はないだろ~