アユは全然釣れない、みんなお腹がすいてテントに集まってきた、しょうがな
いゆうさんの持ってきた、おとりに使うアユを焼いて食いますか。そこへゆう
さんがトイレからスキップしながら帰ってきた、あれっ沢小は?向こう岸へ行
ってしまった、あっそ~トイレの花子さんのメールアドレスと携帯の番号を聞
いてきたよ~ハハハハハハ~、誰にも教えた事がないんだって知ってるのは俺
だけだよ~ハハハハ。そこへFZ750に乗って小切手を持ったウサインボル
トが帰ってきた、ぶちょ~が受け取った、火にくべようとした、待ってくれ~
~ユキちゃんが泣き出した、やっぱり泣いたかハハハハハ、じょーだんだよ~
ユキちゃんはぶちょ~から小切手をむしり取った、う~んこれをどうやって向
こう岸に持って行こうか?自分で持っていけば自分も帰って来れない事になっ
てしまうし、どーしよ~、そこへ偶然イチローが柴犬を連れて通りかかった、
何か困ったことでも?ユキちゃんが説明した、分かりました私に任せてくださ
い。と言うといきなりユンケルを1本飲み干した、そして野球のボールを1つ
ユキちゃんに渡して、ナイフで少し切って小切手を中へ入れておいてくださ
い、1時間後に帰ってきます、なんせユンケルが効くまで1時間かかりますか
ら、と言って柴犬を連れて行ってしまった。1時間後イチローが帰ってきた、
三途の川幅は120メートルくらいある。向こうの川岸には格さんがバットを
構えてる、助さんがキャッチャーミットを、黄門様が主審を勤める。イチロー
が軽くストレッチをやって地面の芝を触った、いつもの儀式だ、ボールを持っ
た、少し助走をつけて投げた、ボールは一直線に飛んでいった、ど真ん中のス
トレートだ、格さんはまさかど真ん中のストレートが来るとは夢にも思わなか
った、見逃した、そのまま助さんのキャッチャーミットに突き刺さった、黄門
様のコールは?ストライク!。格さんは悔しがってバットをたたきつけた。さ
すがイチローだ。う~んややもするとあんな魔球は打てない!あれっどこかで
聞いたせりふだ、いつの間にかミスターこと長嶋茂雄さんが椅子に座ってい
た、しかも一人でアユを全部焼いて食べてしまっていた。