空想じじい

人生は七転び八転び。

地獄の沙汰も金しだい 4

アユは全然釣れない、みんなお腹がすいてテントに集まってきた、しょうがな

いゆうさんの持ってきた、おとりに使うアユを焼いて食いますか。そこへゆう

さんがトイレからスキップしながら帰ってきた、あれっ沢小は?向こう岸へ行

ってしまった、あっそ~トイレの花子さんのメールアドレスと携帯の番号を聞

いてきたよ~ハハハハハハ~、誰にも教えた事がないんだって知ってるのは俺

だけだよ~ハハハハ。そこへFZ750に乗って小切手を持ったウサインボル

トが帰ってきた、ぶちょ~が受け取った、火にくべようとした、待ってくれ~

~ユキちゃんが泣き出した、やっぱり泣いたかハハハハハ、じょーだんだよ~

ユキちゃんはぶちょ~から小切手をむしり取った、う~んこれをどうやって向

こう岸に持って行こうか?自分で持っていけば自分も帰って来れない事になっ

てしまうし、どーしよ~、そこへ偶然イチローが柴犬を連れて通りかかった、

何か困ったことでも?ユキちゃんが説明した、分かりました私に任せてくださ

い。と言うといきなりユンケルを1本飲み干した、そして野球のボールを1つ

ユキちゃんに渡して、ナイフで少し切って小切手を中へ入れておいてくださ

い、1時間後に帰ってきます、なんせユンケルが効くまで1時間かかりますか

ら、と言って柴犬を連れて行ってしまった。1時間後イチローが帰ってきた、

三途の川幅は120メートルくらいある。向こうの川岸には格さんがバットを

構えてる、助さんがキャッチャーミットを、黄門様が主審を勤める。イチロー

が軽くストレッチをやって地面の芝を触った、いつもの儀式だ、ボールを持っ

た、少し助走をつけて投げた、ボールは一直線に飛んでいった、ど真ん中のス

トレートだ、格さんはまさかど真ん中のストレートが来るとは夢にも思わなか

った、見逃した、そのまま助さんのキャッチャーミットに突き刺さった、黄門

様のコールは?ストライク!。格さんは悔しがってバットをたたきつけた。さ

すがイチローだ。う~んややもするとあんな魔球は打てない!あれっどこかで

聞いたせりふだ、いつの間にかミスターこと長嶋茂雄さんが椅子に座ってい

た、しかも一人でアユを全部焼いて食べてしまっていた。