空想じじい

人生は七転び八転び。

アメリカ 28 誘拐か?

ロスでは頭にシラミがわく、シラミのわいてる子が結構多い、先生がみんなを

チェックする、長女もシラミを誰からか移った、なくなるまでは学校へは行け

ない、家内と2人で一生懸命に取るがなかなか取れない、もう全部取ったと思

って学校に連れて行く、先生がチェックする、1つでも見つかると門前払いさ

れる、1週間ほど学校に行けなかった。風邪もそうだ咳をしてたら門前払いさ

れる、臆病なのか用心深いのか分からない。それから学校では、子供が1人で

家に居る時に電話が来ても絶対に自分1人で留守番をしてると言わないように

指導される、今お父さんは手が離せない、後で電話するから番号と名前を教え

てくださいと言う。誰も居ない、と言うと誘拐される危険があると先生は言

う、誘拐犯は家の近くに車を止めてそこから携帯電話で電話してくる、1人で

留守番をしてるのが分かるといきなり家に入ってきて誘拐される。でもほとん

どの家は留守番電話になっている、その方が安心だ、いるかいないか分からな

い。いろいろ勧誘の電話がやたらと多いせいもあると思う。たしか2週間くら

い前にこのUCLAのアパートに引越してきたアフリカからの小学4年生の男

の子供が行方不明になった。アパートの子供達は大騒ぎになった、子供達なり

に探し出した、ゴミ箱の裏、ゴミ箱の中。親達にも緊張が走った子供を家えか

ら出さない家も出てきた、そこらじゅうに写真入りの張り紙がしてある、なか

なか見つからない、皆あきらめかけた、だが3日後に無事に出てきた、教会の

牧師さんが保護してくれてた、どうも英語が全く話せなかったので住所が分か

らなかったらしい。その子は言葉も分からないし学校になじめなくて友達も出

来なくて寂しくて祖国の家に帰りたくて、歩いて帰ろうとしたのだ。