空想じじい

人生は七転び八転び。

赤ずきんちゃん 気をつけて

昔々あるところに、元気な赤ずきんちゃんが住んでいました、お婆さんが、病気になったのでチョコレートケーキを持っておみまいに行きなさい、とお母さんに言われ、お駄賃を貰ったので行く事にしました、お婆さんの家は山の中、途中みちくさをしないように、まっすぐ行くんだよ、狼には気を付けて、赤ずきんはスキップをして出かけました、すると、四角い顔に四角いカバン、寅さんだ、よう赤ずきんちゃん、夜道の一人歩きは危ねぇーよ、まだ昼だし、それをいっちゃーおしめーよー、なあさくら、寅さんは何してるの?きのこ狩りだよ、赤松の木のそばにはマツタケが生えてるってやつよー、じゃあね、といって先をいそぐ、早くお使いを終わらせてミスタードーナッで蜂蜜林檎カスターを食べたい、秋の新作だ、しばらくすると、キャタツに乗って何かしてるお爺さんがいる、キャタツを思い切り足で蹴飛ばした、お爺さんが落ちてきた、どうしたの?大丈夫ですか?何してたんですか?枯れ木に花をくっつけてる、もうじきクリスマスじゃからのー、しばらく歩く、ブルーシートの上でヒップホップダンスを踊ってる、こぶのある爺さんがいる、音楽がうるさいのでラジカセのスイッチを切った、ダンスにはあまり興味が無いので先へ行く、川が見えてきた、橋が無い困った、運良く熊にまたがった金太郎が通る、金ちゃん何とかして!、わかった、マサカリで大きな杉の木を一発でブッ倒した、丸太橋ができた、その上を歩いて向こうぎしに渡った、大きな赤松の木の下にマツタケが生えてるのを見つけた、狼があかずきんの後をつけて来てる、飛び掛るタイミングを計ってる、赤ずっきんが止まった、今だ、狼が飛び掛った、赤ずきんは、しゃがんでマツタケを取る、狼は赤松の木におもいっきり頭をぶつけて気絶した、しばらくすると、すぐにお婆さんの家が見えた、その時、ドボン肥溜めにはまった、必死で這い上がった、チョコレートケーキが、ウンチだらけに成った、お婆さん来たよ、とドアを開ける、すでに狼はお婆さんを飲み込んで、お婆さんに成りすませて寝ている、よく来てくれたね、赤ずきん。どうしたのお婆さんその顔は毛だらけだよ、これはね、おまえ、どおしたのその大きな耳、これはね、どおしたの光ってる目、これは、どおしたの大きな鼻、これ、どおしたのその大きな口は、こ、どおしたの、コラーッ人の話も聞け!聞いてくれ、狼も寂しくて誰かと話がしたかった、お婆さんに成りすました狼が泣き出した、赤ずきんは、久ぶりに孫娘に会えて感激したんだ、と思った、お婆さんの大好きなチョコレートケーキもって来たよ、何かウンチのにおいがしてる、わしゃ今日からチョコレートケーキが嫌いになった、お前が食べな、赤ずきんの頭の中はミスタードーナツでいっぱいだ、早く帰りたい、お婆さん遠慮しないで、といって無理やり口開けて、ポイと投げいれた、、オエッ、オエッッ、お婆さんに成りすましてた狼が、お婆さんを吐き出した。