空想じじい

人生は七転び八転び。

金太郎

昔々、足柄山に、金太郎と言う、元気で礼儀正しい男の子が住んでいました、皆から金ちゃんと呼ばれてた、毎日動物達と相撲ばかりしてました、いい加減飽きてきたので、東京見物に行くことにした、村の長老に東京の事を詳しく聞く、信号は青で渡る、、踏み切り、横断歩道、ATM、警察・・・・・マサカリをかついで、出かけた、すぐ東京に着いた、まずお金が要るので銀行に行った、マサカリをかついだまま受付でお金を下ろしたい、と言うと、どうか命だけは助けてください、と言って3百万円くれた、礼儀正しい金ちゃんは、お礼を言って、銀行を出た、金ちゃんは道を渡ろうと横断歩道の前に来た、信号が青に成るのを待っている、赤、黄、緑、を繰り返してる、なかなか青に成らない3時間が過ぎてしまった、お腹が空いたので近くのセブンイレブンに入った、店員がマサカリを持って入ってきたので、ビックリして警察に通報した、金ちゃんはおにぎりを10個持ってレジでお金を払ってると、そこへ警察が到着した、もしもし君、金ちゃんはマサカリをかついだまま、後ろを振り向いた、警察が倒れていた、心の優しい金ちゃんは、大丈夫ですか?どうしました?そのマサカリが顔に・・・・と言って警察は気絶した、さては夜勤明けで眠いんだと思った金ちゃんは、警察を起こさないようにそーっと歩いて店を出た。その辺に座って、おにぎりを食べてたら、リュックを背負った男の人が、ぼぼぼくは、おおおおにぎりが、すすすすきなんだな、山下清画伯だ、おにぎりを二つあげた、お礼に絵をもらった、すこし経ったら、なんだかウンチがしたくなった、さっきのセブンイレブンに戻ってトイレを借りる、洋式トイレは初めてだ、便座に座るのがなんとなく気持ちが悪い、便座の上に飛び乗ってウンチをした、ウンチをしてしまってから、紙が無いのに気づいた、仕方なくさっき貰った絵をちぎって尻を拭いた、流し方が分からない、適当にあちらこちらのボタンを押してみた、ノズルが出てきて水が噴水のように出て来た、ちょうど喉が渇いてたので、飲んでみた、生温かい、美味しくない、でも喉は潤った、セブンイレブンを出て歩き出す、人が沢山居るにもかかわらっず、金ちゃんは孤独感を感じ始めている、足柄山に帰りたくなってきた、新幹線で帰る事にした、博多行きに乗る、小田原で降りなければいけない、疲れてるのですぐに寝てしまった、お客さん博多駅に着きましたよ、の声で起きる。