空想じじい

人生は七転び八転び。

きょんちゃん 10

きょんはここ2~3日非常に不安定だ、車に乗っていて、いい調子でビートル

ズを歌ってたかと思うといきなり怒り出す、お父さん達がちゃんと育てなかっ

たから自分は大変な思いをしたんだ!、暴れだす、源の新は車を止めて30分

ほど外に出る、気持ちを落ち着ける。でも今までは自分が悪いと自分を責めて

たのが、人を攻めるようになったので気楽だ、自分を責めるのが一番怖い。き

ょんのパニックは夜になっても収まらない、家内と次女は顔面蒼白で動悸がす

るといって逃げてる、源之新も動悸がしてるデパスを飲んでも収まらない、酒

をコップに半分飲むが収まらない。兄貴に電話をした、兄貴がちょっときょん

に変わってくれ!と言う、きょんが電話に出る、1時間位話してたやっときょ

んが落ち着いた、10時になっていた。源之新はそのまま寝てしまった、どう

やって寝たのか覚えてない。家内と次女はどうしたのか記憶がない、大丈夫だ

ったんだろうか?翌日家内は昼まで起きれなかった。とりあえず家内と次女は

今日から3日間避難させる、きょんと2人だけになる、源之新は自分がパニッ

クになる事が一番の恐怖だ、でも家内と次女の心配をしなくていいので少し気

楽になった。きょんはしょっちゅう薬を飲んだのか飲まないのか忘れて2回飲

んでしまうので、源之新が管理をすることにしているが、時々きょんに薬を渡

すのを忘れるときがある、いきなりパニックを起こされてしまう。きょんがう

かない顔で起きて来た、9時のバスでボランティアに行くと言う、台所できょ

んは昨日の味噌汁を温めようとガスレンジに火をつけた、レンジにはフライパ

ンと味噌汁の鍋が2個並んで載っている、しばらくして台所中煙だらけになっ

た、きょんは間違えてフライパンの方の火を付けていた。